「ねこね、こねこね。」は、Vo.Gt.むらまつ えりか、Gt. かみずる りょう、Ba.てらかど だいすけ、Dr. たけうち みやこ、からなる男女混声4人組バンド。
このバンドとの出会いは今年2月の下北沢Shelter、注目しているバンドが出るイベントの対バンとしてでした。トップバッターとして登場した彼女たちは、とても優しいヴォーカルに重なる心地よいコーラス、そしてフロアをホッとさせてくれる丁寧な演奏がとても印象的でした。この日は時間がなく、とりあえず音源を買いライブハウスを後にしました。
次のライブはほぼ2ヶ月後の新宿LOFT。あの日に買った1st アルバム「たのしい、わくわく、する音楽。」が本当にステキで、しっかり聞き込んだ上で臨んだ2回目のライブ。LOFTで観た「ねこね、こねこね。」は、ギターロックらしさを感じるガッツリとした音で、ある意味1回目とは異なる雰囲気のライブでした。それでも、このバンドが持つほっとするような、観る側をほんわかとさせてくれる印象は変わらず、よりこのバンドに興味を持つアクトでした。
実は「ねこね、こねこね。」にハマったのは私だけではありません。8歳と3歳の娘もこのバンドのことが大好きです。わかりやすい歌詞、口ずさみやすいフレーズ、ほっとするアクト、そしてかわいらしく優しい雰囲気、子供が好きになる要素がたくさん詰まったバンドでもあります。4月10日『ニャンフェス3』内で行われたライブは子連れで楽しみましたが、私だけでなく子供もさらに「ねこね、こねこね。」の事が好きになったようです（下の子はなぜかDr.のたけうちさんをガン見、エレキドラムが初めてだったからかな）。
そうそう、むらまつさんとかみずるさんお二人の弾き語りライブにも行きました。鷺沼にあるかき氷のお店「SETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI」さんのオープニングイベント。とっても美味しいかき氷を頂きながら、むらまつさんの歌に耳を傾ける。本当にステキなひとときを過ごすことができました。
と、出会いからの話しはさておき、「ねこね、こねこね。」が2016年7月13日に1st EP『ねこの気まぐれ』をリリースします。
1st EP 『ねこの気まぐれ』
1. けっこう毛だらけ猫灰だらけ
2. ねこの気まぐれ
3. ねこは何でも知っている（気まぐれVer）
4. ねこのカーニバル
NO BIG DEAL RECORDS
NBDL-0035 / ￥1,000（税込）
収録されている4曲のタイトルでお気づきの方もいると思いますが、「バンド名」「EP名」そして4曲全ての「タイトル」に【ねこ】が入っており、まさにねこづくしの1枚。さらには、動物写真家の岩合光昭さんに「ネコの味方になってくれるバンドがあります。いい子だね」とのお墨付きコメントまで頂いています。
このEPに収録されている全4曲を視聴できるダイジェストトレーラーが公開されているので、まずはご覧ください。
いやー、ねこですよ、完全にねこです、にゃんこです。「ねこね、こねこね。」にはもちろん【ねこ】がらみでない曲もありますが、今回のEPについては完全に【ねこ】にこだわった1枚です。
1曲目、このEPのリードトラックにもなっている「けっこう毛だらけ猫灰だらけ」は結成時からライブで人気の高い曲で、私自身ライブで何度も聞いています。力強いギターロックにむらまつさんの心地よいヴォーカル、そして、壮大でドラマチックな展開、まさに「ねこね、こねこね。」の魅力が詰まった一曲となっています。この曲はMusic Videoも公開されていますので、ぜひチェックしてください。
最初このMVを見た時、全く想像していなかった映像に仕上がっており、ドラマチックな展開でびっくりしました。あ、そういう意味では自分がこの曲に抱いているイメージと重なる部分がありますね。
それにしても、胸がぎゅっと締め付けられるMVです。それにしても、むらまつさんの伸びのあるヴォーカルは、何度聞いても惚れ惚れします。具体的には「いらないいらないいらないよ」の部分ですが、聴く側がイメージしているよりも高い所まで届いてしまっているとでも表現したらよいのでしょうか。ライブでこの曲を聞く度に、そんな彼女の声に圧倒されます。あ、この曲、ライブではとーっても楽しい曲でもあります。
2曲目「ねこの気まぐれ」、曲自体はとても哀愁感を誘う雰囲気ですが、【ねこ】ってこんな感じだよなー、そんなことをイメージしてしまう1曲です。それにしてもこの曲も壮大な展開。なんだろう、にゃんこ大好きな人の心の中を思いっきりふくらませて仕上げたというか、たぶん野良にゃんこがモチーフだと思いますが、歌われている側のにゃんこからしたら全く想像していない展開になっていることでしょう。いいんです、にゃんこですから、そういう生き物なんですにゃんこは。にゃんこ大好きな「ねこね、こねこね。」だからこその曲と言えます。それにしてもこの曲は、てらかどさんのベースが心地よすぎますね。
3曲目の「ねこは何でも知っている（気まぐれVer）」、この曲は2015年に発売された1st mini album『たのしい、わくわく、する音楽。』にも収録されているこのバンドを代表する曲ですが、【気まぐれVer】と付いているとおり再録音されたものです。オリジナルに比べさらにほっこりする印象になっているのは、いくつかの楽器が加わっているからですね。
この曲もにゃんこの特徴をしっかりと表現しており、にゃんこを飼っている人にとってはうなずける、飼ってない人にとっては「ああ、猫ってそんな感じだよね」と思わせてくれる曲でもあります。全体的にはにゃんこの自由っぷりを表していますが、たった一つのフレーズが猛烈に哀愁感を誘います。そう、にゃんこは何でも知っているけど、人はにゃんこのことを全部は知らないわけです。
そして、ラストの4曲目は「ねこのカーニバル」。この曲は猫好きのための雑貨イベント【ニャンフェス】のテーマソングとして作られた曲でしたが、「ねこのカーニバル」というタイトルがつけられ今回のEPに収録。にゃんこ目線でニャンフェスというイベントを歌う、ニャンフェスの1回目から出演し続けているこのバンドでしか作ること、そして歌うことができない曲と言って過言ではないでしょう。ちなみに、次回の【ニャンフェス4】は10月23日（日）に開催されます。
そんな、ねこね、こねこね。1st EP 『ねこの気まぐれ』は、7月13日（水）から全国のCDショップにてリリースされます。タワーレコードでは限定数でメンバー手書きの缶バッチが特典でつきます（取り扱いの内店舗もあるので事前にご確認ください）。公式ツイッターから缶バッチの写真を確認しましたが、本気で凄い数の缶バッチを手書きで作ったのですね、、、どんな手書き缶バッチがもらえるか楽しみですね。
そして、9月22日（木・祝）には下北沢BASEMENT BARで『1stEP「ねこの気まぐれ」リリース記念ライブ』の開催が決定しました！ このところ下北沢以外でのライブが続いていましたが、下北沢で観ることができるーーー。詳細はまだ決まっていませんが、祝日ですのでぜひ皆さんお越しください。
「ねこね、こねこね。」のライブは、温かくてほんわかしつつもなんだか泣けてしまう。ゆるふわさだけじゃなく、曲に想いを込めしっかりと伝えるロックな一面も。CDとはまた違った、ライブでしか感じることができない「ねこね、こねこね。」にぜひ会いに来てください。メンバーは4人ともそれぞれカワイイ、そう、女のコのむらまつさんとたけうちさんはもちろんですが、かみずるさんとてらかどさんもなんだかカワイイ、、、ステージに立つその様がなんだかいい感じなんですよ、ホント。てらかどさんのほっこりするコールアンドレスポンスに、みんなで応えましょうー。
ちなみに、ライブはこんな雰囲気です。
そうそう、この1st EP 『ねこの気まぐれ』を聞いて気に入った皆さんは、1st mini album『たのしい、わくわく、する音楽。』もぜひゲットしてくださーい！
「ねこは何でも知っている」のオリジナルバージョンはもちろん、当時2歳だった下のコが数字を数えられるようになった「すうじの唄」、なんだか切なすぎで思わずモデルとなったタイヤ公園に足を運んでしまった「タイヤの恐竜」（もちろん子供と一緒に行きました）、疾走感を感じつつ壮大でありながら切なくギターの音が心に響く「四半世紀カルテット」と、にゃんこだけじゃない「ねこね、こねこね。」を知ることができる一枚です。
1st mini album
『たのしい、わくわく、する音楽。』
1. ねこは何でも知っている
2. すうじの唄
3. タイヤの恐竜
4. ほいほいほい
5. 四半世紀カルテット
6. いろのものがたり（Acoustic Ver）
NO BIG DEAL RECORDS
NBDL-0028 / ￥1,500（税抜）
というわけで、「ねこね、こねこね。」、そして7月13日に発売される1st EP『ねこの気まぐれ』のご紹介でした。もー、渋谷行ってきます、フラゲしてきます！
最後に、現在決まっているライブ情報を掲載しておきまーす。CDを聞いたら、ぜひライブハウスへ！
2016/7/26(火)
広島CAVE-BE
夢番地×タワーレコード広島Presents「ユメレコメン」
ねこね、こねこね。 / ab initio / Shiggy jr. / HOWL BE QUIET / ビッケブランカ / NECOKICKS
open 16:30 / start 17:00
adv / door ¥ 無料 ※入場時に別途ドリンク代(¥600)
2016/7/31(日)
渋谷CHELSEA HOTEL
sympathy自主企画ツアー「わたしたちの夏休みツアー ～先生、宿題おわりません～」
ねこね、こねこね。 / sympathy / コレサワ / エドガー･サリヴァン / ユビキタス
open 16:30 / start 17:00
adv ¥2,500 / door ¥3,000 (+ 1Drink)
2016/9/22(木・祝)
下北沢BASEMENT BAR
1stEP「ねこの気まぐれ」リリース記念ライブ
* ゲストあり
open tba / start tba
adv tba / door tba
