『BIG CATがおわって』 深田和良コラム

 

どーも、モルグモルマルモの深田和良です。BIG CATから半月くらい経ちました。元気にやってますよ。皆さんはどうですか?

モルグモルマルモ史上、最大級のスケールだった8月15日。お客さん、対バンの皆さん、関係者の方々本当にありがとうございました。ちょっとあの日を振り返りますね。

8月15日のお昼前、藤谷君、宇宙に迎えにきてもらってBIG CATへ。お盆で道路の混雑を予想していたけど、むしろいつもよりスイスイ心斎橋へ。BIG STEPの地下の駐車場に車を止め、BIGCATへ。機材の搬入などをすませ、バタバタとリハーサルへ。ステージの裏からステージ上へ。多分思うんだろうなあと思ってたけど、案の定

『デカイ…』

とつぶやく。昔コレクターズを観に来た時とは全然違う印象を受ける。本当にここでやるんだなあ、という感慨とお客さん一杯きてくれるかなあ、という不安が入り混じり合う。

セッティングを済ませモルグモルマルモ、リハーサル開始。なんとまあめちゃくちゃやりやすい! そして、

『気持ちいい!!』

これは良いライブができるぞ、とリハーサル終了。

そこから、各バンドのリハーサルが逆順番に始まる。開場準備をしながら、チラチラリハーサルを観る。どのバンドもめちゃくちゃいい感じ。多分みんなもBIG CATの気持ち良さを感じてたんだと思う。

リハーサルが進み、その間、僕は何かとバタバタ、バタバタ。電話鳴りまくり。「始まるまでに疲れるの嫌やし、穏やかにのんびりしてたいな」という、はかない希望は早い段階で打ち砕かれる。

そんな中【ぽわん】のモエちゃんからのラインが。

『車が梅田で故障しました。リハーサル間に合うか微妙です。すいません!』

というようなメッセージが…!

こりゃ大変だと、なんとかぽわんがリハーサルできるように、またもバタバタ。結局、ぽわんは間に合わずリハーサルはできなかったけど、事故したり、怪我がなくて本当によかった。リハーサルができなかったらできないなりに、逆境を乗り越える力を持ってるバンドやしね。

落ち着く暇は少しもなく、開場。そして、開演。オープニングアクト、僕がボーカルをしてる【ぼんやりゴリラシティ】

ぼんやりゴリラシティ - 2016.8.15 BIGCAT

『ステージの演者とお客さんの垣根をなくす』

僕はオープニングアクトをやると決まった時点でこの事をテーマに決めてた。SATORIのはの君もライブ中言ってたけど、普段BIG CAT(のようなところ)に来た事がない人が結構いるとふんでて、そういう人をうまく導くのが僕の役目だと自認していた。

でも、ライブが始まると楽しくてそんな事忘れてたなあ。もっと歌いたかった。

台風クラブ

台風クラブ - 2016.8.15 BIGCAT

台風クラブは「会場がちっちゃければ、ちっちゃいほどいい!」っていう人がいて、「BIG CATはあわないかも?」みたいに言う人がいたけど、そんなもんを吹き飛ばすいつも通りに最高なライブをみせてくれたなー。またBIG CATでみたいな。あと石塚君と飲みにいってみたい。

幕間はマグナム本田と14人の悪魔

マグナム本田と14人の悪魔 - 2016.8.15 BIGCAT

モルグモルマルモのイベントには欠かせない存在になってきたなあ。本田君もある意味

『ステージの演者とお客さんの垣根をなくす』

人だなあ。いや、本田君はステージには上がれてないねんけど(笑)。また頼むぞ本田君。本田君もいつも通り最低で最高でした。

SATORI

SATORI - 2016.8.15 BIGCAT

ちょっと観ない間に更にめちゃくちゃうまくなってた。音楽という軸があって、そしてユーモアがある。観る人を幸せな、楽しい気持ちにさせてくれるバンド。そんなバンドってなかなかいませんぜ。BIG CATが似合ってた。もっと大きい所へ行けーーー!

はの君(異様にフットワークが軽い)とはたまに飲むけど、うん、いい奴だなあ。僕がアホな事言っても、馬鹿にせんとちゃんとわかりやすい言葉で返してくれるねん。

ぽわん

ぽわん - 2016.8.15 BIGCAT

この日を迎えるまでに、ぽわんは一緒になってこのイベントを盛り上げてくれたし、リハーサルのアクシデントもあったし、バーン! って1曲目が始まってから、色んな事を思い出しちゃって、どうもね…涙腺がね…。おじちゃんになったなあ…。って思ってたらマツコがあんな事言うし「深田」コールまでしてくれるし…おじちゃんびしょ濡れよ。

ぽわん - 2016.8.15 BIGCAT

ありがとうぽわん。これからもよろしく! マツコとはまた飲みに行かなきゃな…。

私の思い出

私の思い出 - 2016.8.15 BIGCAT

普通、一生懸命バンドやってたら、ワンマンの前日にイベントは出てくれないですよ?
でもオファーしたら即答で、

『出る』

と言ってくれた男前バンド。更に15,16両日来てくれた人にスプリットシングルをあげよう、と提案してきてくれたのは私の思い出から。ほんまにその粋な心意気に感動。僕はこの5人に惚れてるんや、というのがわかった。だから私の思い出のスタッフやってるんやろなー。

というわけで15日が明けて、毎年恒例8月16日私の思い出ワンマンキャンプの物販スタッフを機敏にこなしました!

思い出の曲をモルグがやり、モルグの曲を思い出がやるっていう企画、めっちゃ面白かったな。

で、最後にモルグモルマルモ

モルグモルマルモ - 2016.8.15 BIGCAT

この日を迎えるにあたって色んな葛藤がありました。心が晴れやかな日はなかったなー。お客さんよばなー!とかじゃなくて、もっと根本的なところで。

でも全力で8月15日を迎える、と言う事だけは決めてた。だから意味がわからんといわれても100キロ走ったりした。

僕らの出番。いい演奏ができた。終わって、みんなが口々に楽しかったって言ってくれた。打ち上げも最高だった(途中で寝たけど…)。

だからまた、来年BIG CATでやりたい。来年といわず今年でも。

BIG CATが終わり先日、モルグモルマルモで東京遠征があり、帰りは藤谷君と二人で帰る事になったので、色々喋った。正直、久しぶりにちゃんと喋った。なんかスッキリ。

モルグモルマルモ・藤谷君 - 2016.8.15 BIGCAT

なんかボヤッと書いてしまったけど、モルグモルマルモにとってBIG CATでやったというのは大きな収穫でした。

藤谷君は藤谷君でモチベーションが今までと変わったみたいやし、僕は僕でもう迷う事はありません。モルグモルマルモ、これから新章スタートですよ。

最後のアンコールの時間は最高の誕生日プレゼントやったなあ。

アンコール - 2016.8.15 BIGCAT

皆さん本当にありがとう。

やっと次回からコラムらしいコラムが書けるぜ。

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