『10月3日は舘松子莉に代わり松成直輝が出演します』深田和良コラム

どうも、モルグモルマルモの深田です。

本日は10月3日@下北沢THREEで行われる、

『歌え!ドラマー達! vol.6』

について、少し書かせて頂きます。この日、出演予定の舘松子莉さんの所属するバンド

『ぽわん』

が、解散を発表しました。

ぽわんとは色々な思い出があり、これからも色んな物語が続いていくのだろうと当然思ってましたので、本当に残念です。今まで乗り越えられた壁を今回は乗り越えられなかったんだろな…なんて事を考えてました。

しかし悲しんでいても仕方ありません。ぽわんはなくなっても、モエちゃん、マリナさん、あししとの関わりはこれからもつづくでしょう。彼らは音楽を続けていくのだから。

でも、マツコはどうなんやろう。僕はマツコが心配でした。ぽわんをやってる時から。

何を心配してるかというと、とても漠然としているのですが、例えて言うならマツコはめっちゃ膨らんだ風船にみえてました。「めっちゃデカくてかっこいいやん!」と思うのと同時に、「いつか割れちゃうんじゃない?」そして割れてしまった時に何が残るのだろうとも思ってました。

当然本人には言いませんでした、そう思いつつも彼ならきっと大丈夫と信じてましたから。

僕はマツコの弾き語りがとても好きなので今回『歌え!ドラマー達! vol.6』の出演をオファーしました。そして出演を快諾してもらいました。その時はまだ、ぽわんがありました。

しかし、突然の解散。解散のお知らせと共にマツコから、

『弾き語りの件も相談させてほしい』

と、連絡がありました。

もう出ないかも、と正直思いました。ただ、またアル中にならないで欲しいとだけ祈りました。

で、ちょっと時間をおいてからマツコに会うことになりました。マツコが心配だったのと、弾き語りをどうするか聞くために。新宿のボロい喫茶店で待ち合わせて、彼に会いました。思ってたより全然元気そうでした。そしてビールを飲んでました。

そんなに時間はなかったのですが、色々なことを喋りました。そして『弾き語りどうする?』と聞きました。

即答で出る、とは言わなかったです。「自分の弾き語りに価値はあるのか?」というようなことも言っていました。僕は自分の意見を色々言いました。

なんやったら『出ない』っていわれても、マツコの名前を勝手にチラシに載せて、「当日ずっと待ってる!」みたいなことも言おうとしていましたが、そんなことを言うまでもなくマツコは、

『出る』

と言ってくれました。

名前は二人で相談して舘松子莉ではなく【松成直輝】で出ることにしました。

僕は今の松成君が何を歌うか非常に楽しみです。時間があれば10月3日までに何か録音しようか、なんて話もしています。

『今はバイトばっかりしてるけど、ドラムの師匠に、「どんなカタチかはわからないけどドラム、音楽からは逃げられない」って、言われた』

ってことを、まんざらでもない表情で松成君は言ってました。

笑顔で別れ、彼はキャバクラのボーイのバイトに行きました。その後ろ姿には完全にバンドマンのオーラがなかったですけど、だからこそ、これからの彼に期待せずにはいられません。

2016.7.5 #俺の歌は地球を救う 深田和良100kmマラソンにて、深田和良と松成直輝
[10/3・THREE]東京初開催!『歌え!ドラマー達! vol.6』