『10月3日「歌え!ドラマー達! vol.6」出演者紹介』深田和良コラム

モルグモルマルモの深田です。
ついに迫ってまいりました。

10月3日@下北沢THREE
『歌え!ドラマー達! vol.6』

そして成り行きと、僕の情熱で決まった

10月2日@西院ネガポジ
深田和良ワンマンショー
『歌え!ドラマー!』

……まあこの場ではワンマンの話は置いときましょう。10月3日! この日の出演者紹介をしたいと思います。

この日のブッキングは僕と下北沢ブロイラー・316の下北さんと行いました。下北さんは東京在住にも関わらず、今まで行われた京都での『歌え!ドラマー達!』にも来てくれたこともあり、僕が「何がやりたいか?」ということをわかってくださっている理解者です。

そんな下北さんは宇宙団のツチダさん、そしてアイシャさんをブッキングしてくれました。宇宙団のツチダさんはモルグモルマルモで対バンした事がある程度ですが、この2人に対して何も心配はしてません。むしろどんな歌を歌うのだろうと、楽しみでいっぱいです。

ということで、僕はそれ以外の出演者をご紹介したいと思います。

 

カンダケイ(西村中毒バンド)

カンダ君のプロフィールはとても変わっています。ほんとに彼は練習の虫で、大げさに言えば京都のどこかのスタジオにいけば個人練習をしているカンダ君に会える、というくらいいっつも練習している人でした。実際出す音も凄まじく「カンダのドラムは凄い」という声はよく聞きました。

ところがカンダ君はドラムを突然辞めてしまいます。

『ピアニストになる』

と宣言し、周りを驚かせている間にメキメキと実力をつけ、果てはニューヨークまでピアノ修行に出かけてしまいました。

そして帰国し、いつの間にか奇妙な縁が重なり僕がボーカルを務めるバンド【ぼんやりゴリラシティ】にキーボードとして加入しました。そして今も鍵盤をバンドで弾いてくれています。そしてピアノと平行して、またドラムも叩いています。

カンダ君は一つの事をコツコツと集中して続けるという能力にかけては目を見張るものがあります。ただ少し、いやだいぶ変わっている人なんです。突然ドラムを辞めてピアノを弾いたりする。アメリカに行ったりする。そういうところにも充分現れていると思います。

今、一つエピソードを思い出したんですが、昔、僕とカンダ君は同じラーメン屋で働いていました。そのバイトの休憩時間に近くの家電量販店に行き、そこに売っているピアノ(試奏可能)を休憩中弾き続けるということしているうちに、お店の人に「お前はあかん」と出禁をくらったのです。

カンダ君曰く「弾いていいと言っていたのにおかしい」と憤っていました。何を弾いていたのかと問うと、

『レッスンで習ったフレーズを繰り返しずっと弾いていた』

との事です……。

良くも悪くも思うままに生きている素敵な人ですよ。

 

ゆりあん&松成直輝

この二人は一緒にご紹介させて頂きます。

僕から言うまでもありませんが、ゆりあんはクチナシ、松成君はぽわんのドラマーとして活動していました。この二人には僕自身それぞれに想いがあります。話したい事も沢山あります。当初『歌え!ドラマー達! vol.6』にお誘いした当初、二人ともバンドを辞めるということは微塵も感じさせませんでした。

オファーを承諾してもらい、しばらくしてまず松成君の脱退(解散)が発表され、またしばらくしてゆりあんが脱退しました。

正直、バンドを、ドラムを叩く事を辞めた時点で、

『出演はないかも…』

と思いました。バンドも辞めたし、歌う必要がないですもんね。なんせドラマーですし。しかし二人とも出演をキャンセルする事はありませんでした。

ここからは僕の想像なのですが、ドラマーとして音楽をやってきた二人はそれぞれ道筋は当然違うでしょうが、

『歌いたい事がある』

という結論に達したということだと思っています。

沢山話したい事がある、と先ほど書きましたが、まず歌を聞こうと思っています。今後二人がドラムを叩く日はくるかもしれません。でもドラマーである二人が歌うということが今後あるかといえば、ドラムを叩くより可能性は低いでしょう。

大注目です。楽しみです。