『歌え!ドラマー達! Vol.6』と『深田和良』という男のこと[2]

『歌え!ドラマー達! Vol.6』と『深田和良』という男のこと[1]の続きです

衝撃的なニュース、それは出演者のゆりあんがクチナシから脱退するという連絡だった、、、。おいおい、これは一体どういうことなんだ? 8月9日梅田シャングリラのイベント直前にさらなる衝撃が襲いかかってきた。幸いにもゆりあんは『歌え!ドラマー達! Vol.6』に予定通り出演してくれると約束してくれました。このイベントのために大阪から来てくれる、もう、その事実だけでなんだか胸が一杯になってしまいました。

今年に入ってから、多くのバンドからメンバーの脱退、そしてバンド自体の解散の連絡が続いている。でも、それが他人事ではないという事実を受け止めるのは複雑でした。ファンとしては理解しなきゃいけないんだけど、イベンター初心者で当事者になってしまうと、、、。

そんな衝撃的な出来事が続きながらも、最後の出演者である河西アイシャさんを含め6名の出演者を発表しました。男性3名、女性3名と決めていたわけではなかったけど、男女比は1対1に。まあ、平均年齢は10歳以上差がありますがぁ。

気がつけば9月、イベントまであと一ヶ月。ちょうどモルグモルマルモがライブで東京に来たタイミングで私は深田さんとMTGをしました。いや、MTGとかじゃなくてどうしても直接確認しないといけないことがあったんだ、だって、会う前日にこんなことを発表していたから。

いや、【決定しました】じゃないよ。なんで、東京でイベントをやる前日にわざわざワンマンをやるんだよ、あなたって人は。

おれ: 深田さん、どうしてワンマンライブをやるのですか、前日に?

深田さん: 、、、わからない、わからないけどやらなきゃいけない気がして、、、

おれ: 、、、

深田さん: 去年の100kmマラソンとかもそうなんだけど、前日にワンマンをやることがPRになるのかはよくわかりません。でも、やってみないとわからないこともある。だから、やります

おれ: (わけがわからない)

正直、訳がわからない。でも、本人がやると決めたのだから、私がそれを止めることはできない。

いや、待て、そもそも止める必要性なんて一つもないじゃないか。前日に京都でワンマンをやったからって、翌日の下北沢のイベントの集客に影響が出るわけでもないし。なんだろな、登山家で言うところの「そこに山があるから」状態なんだろうか。いや、まて、この人の場合、わざわざ山を作ってるみたいな感じなのでは、、、。

そんなに長い付き合いではないけど、この一見無意味に思える行為を突如はじめてしまう、それが深田和良という人なんだと。他人がどう思うかじゃない、自分がどう思うかだ。自らを奮い立たせるために、初の東京開催となる『歌え!ドラマー達! Vol.6』の前日にわざわざワンマンをやるんだ。全くもってして他人に説明不能な状況ですが、完全に納得した自分が、そこにいました。というか、この写真の表情は何なの? 「無」なのですか? 「無」なのね? え? やる気があふれてるの??

 

突然ですが、ここで出演者の皆様の個人的な紹介をしたいと思います。

「河西アイシャ」さん、ガールズツーピースバンド奮酉のドラマー。出会ってから1年半くらいになるのかな。たまたま彼女の弾き語りを聴く機会があり、その美しい歌声に思いっきり惹かれました。今回のオファーをするに当たり、改めて弾き語りを聴かせていただきましたが、明るいテンションの曲から神々しさを感じる包み込むような曲まで、様々な歌声を聴かせてくれます。このイベントを開催するに当たり、絶対に出てもらいたいと真っ先にオファーしました。

河西アイシャ

「ゆりあん」さん、8月27日までクチナシでドラムを担当。いつだってニコニコ、ドラムを叩いているときもニコニコ。そういえば初めて話をしたのは、2016年8月15日のモルグモルマルモのBIGCAT企画の日だった。初出演のミナホのライブを見て、以降、数回のライブを見て、上京後は本格的にライブを見るようになりました。彼女の弾き語りを見るのは今回が初めて。絶対にステキな弾き語りをするはず、そんな確信の元、出演のオファーをしました。

ゆりあん

「ツチダつち」さん、ガールズバンド宇宙団のドラマー。今回出演オファーをお願いした中では、超レアキャラです。だって、絶対に断られるって思っていたから、、、しかーし、予想に反し最初から前向きで、ホントに出演してくれることになりました。歌はしばらく人前で披露していないそうです。そもそも、どの楽器を使ってどんな歌をうたうのか、全てが未知です。あと、ツチダさんは当日フードも担当してくれます。なんか、がっつりしたのを出してくれるらしいので、おなかすかして集合!

ツチダつち

なんか、テンション上がってきたから、出演オファー担当してないけど男性陣も勝手に紹介します!

「カンダケイ」さん、深田さんがVo.を務めるバンド「ぼんやりゴリラシティ」のKey.として見てる、けど、あのバンドどうしても深田さんが物理的にも前に出てきすぎなので、余りわからないというのが正直なところです。ただ、深田さんの紹介とか話を聞く限り、かなり興味深い方のようです。そういう意味では、最も未知の存在なので、純粋に楽しみです。

カンダケイ

「松成直輝」さん、たぶんこの人がいなかったらあのバンドのことはここまで好きにならなかったのでは。そのくらい、あのバンドには欠かせない存在でした、、、。弾き語りについては何回か聴いていますが、アクティブすぎる深田さんとは好対照で、じっくり味わい深くそれであって計り知れない熱量を放ってくれます。ステージドリンク用に鬼ころしの紙パック(ストロー付き)買っておきます!

松成直輝

そしてこの男、「深田和良」。出会いからの話はいろいろ書きましたけど、この人の弾き語りを見てから弾き語り形式の可能性は無限大だと感じるようになりました。ドラムを叩いている姿も好きですが、フロントマンとして歌っている姿も好き。弾き語りではそのアクティブさを武器に、ワイヤレスの限界まで飛び出していきます。ちょ、BASEMENT BARまで行ってるじゃん! ダメですよ、DJ連れてきちゃ!!

深田和良

と、まあ、開催当日にこんな文章書いてたら全然意味ないのですが、とりあえず書き切っちゃいました。2017年10月3日(火)下北沢THREE、歴史に残る1日になると思います。もう弾き語りを観ることができなくなるかもしれない出演者もいらっしゃいます。取り置きは@316miiroまで、当日ギリギリ(16時くらい?)まで受け付けますので、ぜひぜひお越しください!