こんにちは。モルグモルマルモの深田和良です。なんか近年、桜が咲きはじめてから散ってしまうまでの期間が、早まってるのではないかと感じています。明日(4/10)花見に誘われているのですが、もう咲いてないよ…。
4月6日(金)に「歌え!ドラマー達! vol.7」を終えて、すぐにコラムを書きたかったのですが、明けた土日にカフェのお仕事がどかっとスペシャルバージョン(手作り市出店や朗読会)で入っておりまして、それを乗り切って只今ゆっくりコラムを書いております。
「歌え!ドラマー達!」も今回で7回目という事で、だいぶブッキングが難しくなってきました。僕が声を掛けられそうな京都のドラマーほとんどに声をかけてしまったんですよね。やっぱりイベントのマンネリ化を防ぐために、いいものは残しつつ、新しいものも取り入れていかなくてはなりません。なかなかこれが大変です。これから、このイベントは年に2~3回できたらいいかなあという感じになると思いますが、クオリティを下げず、むしろ上げ続けていきますので、是非とも宜しくお願いします。
それでは4月6日の事を振り返っていきましょう。当日は雨、物凄い雨でした。にも関わらず、結構な数のお客さんが最初からいてくださって、否応無く演者のテンションと緊張が高まっていっていたのがわかりました。
●深田和良(モルグモルマルモ)
このイベントに初めていらっしゃるお客さんも増えてきたということで、僕はここ最近「このイベントはこんな感じですよー」とトップに出て歌も交えつつ、イベントの説明する役割を担っています。好きに見てもらったらいいんですが、ライブハウスに慣れてない方も楽しんで頂けるようにと考えてやっています。毎回ピアノを弾くのはド緊張しますが^_^
●澤本康平(LOVE LOVE LOVE)
澤本さんと昨年末の京都ミューズでの弾き語りイベントでご一緒させて頂きました。僕は毎回、弾き語りをする時は「歌え!ドラマー達!」のイベントを宣伝するのですが、それを見ていた澤本さんが僕のライブ後「出たい」とヌッと近寄って来はりました。僕としては「LOVE LOVE LOVE」の人や!とビックリしましたが、こちらから改めて出演をお願いし、今回の出演が決まりました。
出番前「緊張するわ~」って言いながらビールを飲んでいた澤本さん。出番になっても飄々とされていて、独特の世界観を作り上げ、お客さんを魅了されていました。いきなり4拍子が3拍子になったり、無駄にハープがうまかったり、まだまだその全貌は謎なままなので、また誘いたいと思います。
●西村中毒(渚のベートーベンズ、西村中毒バンド)
にっしゃんはほぼレギュラーメンバーとして参加してもらっています。このイベントに厚みを持たせてくれているのは間違い無くにっしゃんです。彼の曲、ギター、メロディがあるからこのイベントが「ドラマーが歌うレアな日」以上の意味合いをもたせてくれてると思っています。ただ初めてにっしゃんを観た出演者からは総じて「せこい」との評価を頂いております。せこくない!!
今後はどういうカタチになるかわかりませんが、にっしゃんには出演の面だけでなく、他にプラスアルファの部分も協力してもらおうと思っています。レギュラーメンバーやし。
●サウザー(HONEY MAKER)
僕は20歳になるかならんかの頃にライブハウスに出始めたのですが、サウザーさんのいるバンドともその頃に対バンしています。その頃は恐れ多くて…というか怖くて…ロクに喋られなかったんですが、その後、何かのイベントで会ったりして、いつのまにか少しは喋られるようになっていきました。
去年の磔磔での弾き語りイベントに出演する事になり、サウザーさんも出演者に名を連ねてました。「ふえー、今サウザーさん弾き語りやってはるんやー」と磔磔の日を心待ちにしていました。
サウザーさんの弾き語りは声がでっかくて、ストレートで、ほんまサウザーさんのまんまでした。
僕は弾き語りは曲、歌、楽器の腕前もあるのですが、個性を発揮することが重要やと思っています。曲、歌、楽器が良くても顔が見えない、のっぺらぼうな方はまあまあいます。
サウザーさんはコピーをやってもサウザーさん。磔磔のライブをみて、早速出演を依頼。
「オリジナルを作って来てください」とリクエストしたら、作ってきてくれました。最高でした。ざす!
●ふうたトまりこ(中西楓多from hicoband)
ふうた君との出会いは昨年末、ネガポジで僕が弾き語り、そして対バンがhicobandという日でした。
やっぱりこの時も僕がイベントの宣伝を欠かさずやったところ、出番後ふうた君がヌッと近づいてきて「出たいっす」と言ってくれました。
前に一度、nanoでちょろっと話した事があったくらいで、この日そういう風に言ってきてくれてほんまに嬉しかったです。そしてhicobandは僕の大好きなバンドなので、むしろそこのドラマーさんが言ってくださるとは光栄です!くらいのテンションで出演をお願いしました。
ふうたトまりこのステージは初めてみたのですが、僕が「こんな感じかな?」「あんな感じかな?」と想像してた感じと全然違っていました。想像を越えてきた!という感じでした。
今回の出演者の中で、ほとんど喋った事のない2人だったんですが「ああ、この2人は優しい人達なんやろなー」と思うステージでした。大切に言葉を考えて、それを綺麗なメロディに載せて、僕らにしっかり届けてくれました。あと、まりこさんがなかなかの良い味をだしまくる人でした^_^
余談ですが次の日、僕が手作り市で働いてると2人して来てくれました。やっぱり優しい人達でした。
●哀のスレイヴ オブ スレイヴス
・YKO(SATORI)
・ゴロウ(楽しんでいこうや西岡と狂ったチワワズ)
・深田和良
ゆっこさんはずーっと前から誘い続けていた人です。僕が初めてSATORIを見た時はゆっこさんがドラムを叩いていたので「歌え!ドラマー達!」にお誘いするのは自然な流れでした。
なかなか出演するタイミングなどが合わなくてずっと断られたりしていたんですが、今回やっと出演の運びになりました…が「一人では出たくない!一緒にやってくれい!」という旨をおっしゃるので、僕は勿論快諾。その時、話をしていた場にいたゴロウちゃんも誘い、ユニットとして3人で出ることになりました。
流石にこれは一回集まっておきましょ、ということで去年の年末に四条大宮の王将に集合し、ミーティングを開催しました。
そこではユッコさんが「人前に出るのが怖い」と真顔で言っていたり、ゴロウちゃんが僕を年下やと思っていたり、なんだか楽しい飲み会だったんですが、ドラマーってバンドでこんポジションやなあ、という話題から一気に火がつき、帰る頃には一致団結していました。
当日を迎えるまでに、ゆっこさんが風邪をひいたり、僕が風邪をひいたり色々大変でしたが、無事にやりたいと思っていた事は全部できたステージになりました。二人とも、とても良い曲をつくるし、何よりお互いが苦労する部分にシンパシーを抱いている三人ですから、スタジオがとても楽しかったです。毎回、曲の完成度も目に見えてあがっていき、ちょっと最後の方のスタジオではウルッとしていました。うーん、あの二人が愛おしいぜ。
というわけでございまして『歌え!ドラマー達!vol.7』はこれにて終了です。雨の中来てくださったお客様、出演者の皆様、ネガポジのスタッフ、東京からこの為だけにきた、僕のスタッフの下北さん。ほんとにありがとうございました。
さて、イベントの最後で発表した通り
10月11日(木)@下北沢THREE
『歌え!ドラマー達! vol.8』
が決まりました。ほんと今から色々なプレッシャーで大変ですが、頑張りま
す。
関東のドラマー達よ!歌ってみてはどうですか!?