2018年6月25日月曜日、渋谷WWW Xで11年ぶりにチャットモンチーを見た。11年前に見たチャットモンチーも渋谷、今は無きSHIBUYA-AXでのワンマン2days(2007.4.11-12)だった。初日はなんだか緊張感に満たされていてちょっともの足らなかったけど、2日目は全てを解き放ったかのごとく全開のライブだったことを記憶している。
チャットモンチーに出会ったのは「COUNTDOWN JAPAN 06/07」、元旦の真っ昼間。元々、別のアーティストを見る予定で、タイムテーブル的に一つ前のアーティストがチャットモンチーだった。名前は知っているなー、ちょうど「シャングリラ」がたくさん聴いていた時期だったので。でも、それ以外の曲は知らない、ガールズバンドだよね程度の認識だった。そんな感じだったので大して集中もしていなかったけど、「東京ハチミツオーケストラ」のイントロのギターが鳴った瞬間、まさに全身に電気が流れたかのような衝撃を受けた。そして、そこから一気にチャットモンチーの音楽に引きこまれたのだ。
そして、昨日のチャットモンチー。オープニングSEとして「CHATMONCHY MECHA」が流れる、いやこれは1曲目と捉えるべきだな。ステージが明るくなり、チャットモンチーの2人が照らし出される。なんというか、11年ぶりなのに何も変わってない2人がそこにいた。2曲目は「たったさっきから3000年までの話」、個人的にこのラストアルバムの中で最も好きな曲。11年前は感じなかった余裕を持ったマイペースな展開、残されたライブが少ないこともあるけどしっかりと噛みしめるようにMCをする。3曲目「the key」、4曲目「裸足の街のスター」、あの頃のチャットモンチーと演奏スタイルは全然違う、でも、チャットモンチーでなければ作り出すことのできない詞の世界観は変わっていない。そして、この夏でこのバンドが解散、いや【完結】するとは全く感じさせない。
と、ここでなぜか私はWWW Xを出てしまう。他にどうしても外せない要件が入っていたこともあったけど、続きは7月4日の武道館でいい、そんなあの場所にいた誰もが理解不能な事を考えていた。5曲目が「砂鉄」だと知っていたら、絶対に出なかっただろうけど。なぜなら、この曲は2011年にチャットモンチーを脱退した高橋久美子さんが作詞した曲だから、そして彼女の脱退以降チャットモンチーの音楽から離れてしまっていたから、、、。
2018年7月4日水曜日、初めて日本武道館に行きます、チャットモンチーの最後を観る為に。全てを感じたい、チャットモンチーという存在と創り出した世界の全てを。