316NIGHT vol.4が終わって1週間が経った。イベントの開催は4回目だったけど、4回目にして今までやってなかった事をしてみた。
4回目にしてやったことはイベント中にビールを飲むこと。なんだそれ?って感じだけど、今まで自分のイベントの開催中は写真を撮ることに専念しており、そうなるともちろんお酒なんて飲む余裕はなかった。今回のイベントを開催するにあたり、イベントの記録として写真を撮ることは引き続きやりつつ、でもイベントを誰よりも楽しむことにしようと決めていた。そう、ライブハウスでいつも自分がやっているのに、自分のイベントを開催するときにやっていなかったことは、いつもと同じようにイベントを楽しむことだった。
15時に西永福JAMに入り、15時半から「shannos」のリハーサルが始まる。もう、この段階で確信した、このイベントは絶対にいいイベントになると。
リハーサルが終わり18時にオープン、そして、すぐにこんなシーンに遭遇してしまう。
ある意味いつも通りの風景。カトキットはトップバッターだったけど、いやだからこそオープン直後からビールを飲む。もう、これは本当に俺もビールを飲むしかないな、いつも通りイベントを楽しもう。
トップバッターのカトキット、2015年3月16日に出会って以来、見たライブの回数は数え切れない。316NIGHTにも3回出演してくれたこのバンドが、過去に1回見たことがあるかないかわからない行動に出た。本番中にセットリストを変える。あっけちゃんはMCでひとしきり喋るとセットリストを変えると告げる。やった曲はアコースティックの「枕元の短編集」、ああ、これをやったのか。元々は打ち込みの曲だけど、それをあえてアコースティックバージョン、最近の俺のお気に入りでもある。これは、絶対的にイベントを楽しんでいる証拠だ。まさにカトキットをしっかりと堪能した45分間だった。
写真を撮影しつつ、自分の目でライブも見る、そして聞く。事前のインタビューでも話していたとおり、今日もかめがいさんの声がしっかりと聞こえ、西永福JAMをしっかりと満たした。途中であまりに楽しくなりすぎて、バーカウンターへ。当然だけど、ビールを飲みながらライブを見るのが一番だ。ビールを飲みながら写真を撮るという、ちょっとお客さんに申し訳ない感じだったけど、まあいっか。
ポップしなないでは出会ってから比較的日が浅いけど(10ヶ月くらい)、毎回かめがいさんの歌声に心を奪われる。かわむらさんのドラムが心地いい、ツーピースだからこそ創り出せる音楽をしっかりと堪能することができました。
2回目の転換でさらにビールをもう一杯、もはや最高に楽しい。楽屋からshannonsを送り出す、打ち上げの準備を済ませフロアに入ると、もうそこはshannonsの空間になっていた。大濱君のクールなのにアツいボーカル、そして心から楽しそうに演奏するメンバー。このバンド自体1月末に初ライブをやったばかりで、自分自身も2回しかライブは見たことがない。まだ、バンドとして初期段階にあるshannonsだけど、心の底から呼んでよかったと思った。いつの日かわからないけど、また、必ず自分のイベントに出演してもらいたい、思わずそんなことを考えてしまうような、快心のライブを決めてくれた。
shannonsのアンコールも終わり、フロアは物販でにぎわう。ゆったりとした時間設定にしていたので、通常のライブよりもお客さんは各バンドと交流ができたと思う。
4回目にしてわかったことが多かった自主企画。今までのライブももちろん楽しかったけど、肩に力が入りすぎていて心から楽しめなかったのが事実。今回はライブはもちろん最高だったけど、それ以上に自分自身がいい感じに楽しむことができました。もちろん課題もたくさんあるけど、それもちゃんと踏まえた上で次回のイベントに挑みます、次はもっと楽しもうっと。