「pont」というバンドを感じた3日間

pontというバンドを知ったのは、BASEMENT BARかたしょくんのこのツイートでした。

ん、ベランダとくるりの間のpontって誰? 調べてみると、HOLIDAY! RECORDSで音源が流通している。

え! 立命館の学生さん!! もう、即注文、聞いた、めっちゃいいいいいい! 2曲入りで、「素敵なデイズ」がいろいろな人には推されているけど、個人的には2曲目の「ナニトゾ」が好きだった。

8月の終わり、このバンドがeo Music Tryの一次審査を通過し二次審査のネット投票を行っていることを知る。

これはスゴいことなのかもしれない、いや、確実にスゴいだろう。ちなみに、eoのページで「ステキなデイズ」は試聴できるので、ここまで読んで気になった人は聞いてもらいたい。

2018.9.20 BASEMENT BAR
2018.9.20 BASEMENT BAR

そして、迎えた2018年9月20日下北沢BASEMENT BAR、かたしょくんのイベント「PUNCH!」で初めてこのバンドのライブを見た。1曲目で「ナニトゾ」が流れてきた瞬間、CDで聞いた以上の凄まじいまでのセンスの良さを感じた。軽やかで心地よい、でもどこか芯の強さを感じられるボーカル。想像していた以上に、好きなタイプのバンドだった。

2018.9.24 SAMURAI
2018.9.24 SAMURAI

続いて9月24日新宿SAMURAI、このハコには8月まで京都にいたこたにゃん(SAPPY)がいるけど、彼も初めてライブを見るそうだ。正直、初日のBASEMENT BARは緊張感が高いライブだったけど、この日は若干そんな雰囲気も薄れ、同じく「ナニトゾ」から始まった。本当にこの曲のインパクトは大きい、確実にハコの空気が変わる。ギターの加茂前さんのプレイは、その佇まいも含めて印象的だ。こたにゃんも気に入ったみたい。

2018.9.25 mona records
2018.9.25 mona records

この日は別のライブも入っていたので見に行くのは難しいと思っていた。が、どうしても見ておきたくて、別のライブを最後まで見ることなくmona recordsに来てしまった、どう考えてもこのバンドには似合うハコだから。フロア中程のイスに座り、目を閉じ「ナニトゾ」を聞く。勝手な印象なんだけど、牧歌的な景色が思い浮かんでくる、心地よすぎる。どこか懐かしさを感じさせる雰囲気が、やはりmona recordsにはお似合いだった。トリで22時過ぎにも関わらず、お客さんはたくさん。多くの人にその名前を刻み込み、3日間の遠征ライブが終わりました。

たぶん3日とも見たのは俺だけだと思うけど、やはり経験知的には足らない部分が多いと思う。そもそも、東京への遠征も初めてだったみたいだし、ライブ自体もそんなに数をこなしているわけではないし、どうしてもぎこちなさは感じていた。でも、3回とも見ていたからこそわかるけど、回を重ねるにつれよくなっている。そして、アクトの中に突如見せる、スゥーっと引き込まれてしまう瞬間。確実に何かを持っているバンドだということは確信しました。

初日のアクト終わり、かたしょくんとpontについて話したことを思い出した。半年後が楽しみ、彼が感じたことを今自分でも感じています。京都のpont、まだまだ駆け出しのバンドだけど注目しておいて損はないと思います。ちなみに次のライブは関西も含めてまだ決まっていないそうです。ぜひ、京都で見てみたいですね。