316でも度々取り上げ、316NIGHTにも何度も出演している「カトキット」が、10月24日及び11月26日に東京・下北沢で自主企画を開催します。
そこで、10月24日(水)に開催されるカトキット企画「BeatHappening!共催〜私が恋した男たち」に出演する「シンガロンパレード」のVo.Gt.みっちーと「橙々」のVo.Gt.林田裕馬さんをゲストに迎え、「カトキット」Vo.のあっけちゃんと鼎談した模様をお送りします。
会場提供:□□□ん家(ダレカンチ)
---カトキットが二ヶ月連続で東京・下北沢で企画を開催するとのことで、10月24日に開催されるイベントのフロントマンにお集まりいただきました。えっと、タイトル何でしたっけ?
あっけさん(カトキットVo.、あっけ): 「私の恋した男たち」「私が惚れた女たち」の、恋バージョンです
---ということはこちらのお二人にも「恋をした」ということ?
あっけ: そうなります(笑)
みっちーさん(シンガロンパレードVo.Gt.、以下みっちー): 1回ずつ寝てます
あっけ: あははははーーー
林田裕馬さん(橙々Vo.Gt.、以下裕馬): 1っすか? 僕は3です
みっちー: あ、そうなん? そっかー
あっけ: まるっと全部嘘です。(真顔)
---最初から飛ばし気味ですが、よろしくお願いします。今回の企画「shannons」は東京のバンドですが、京都のバンドが京都のバンドを二バンド連れて下北沢で企画をやるというのはなかなか聞かない話です。まあ京都のバンドがどうというわけではなく、タイトルにあるとおりのバンドを呼んだらこの組み合わせにになったわけですね
あっけ: そうですね。元々、この3組(カトキット・シンガロンパレード・橙々)でイベントをやりたいという話を、私と同い年の晨くん(シンガロンパレードBa.)と裕馬の3人で話していて、ただどこでいつという具体的なことは考えていませんでした。今年の7月にshannonsと316の企画で対バンした時に、shannonsのライブがとてもよくて、Vo.の大濱くんは3バンドのCDにコメントを書いていて縁があったこともあり、shannonsが入った4組だとものすごくイベントがイメージできたので、ぜひやりたいなと。ただ、この組み合わせで京都のライブハウスでやっても普通だと思っていたので、思い切って東京でやろうということになりました
---カトキットとして、東京での自主企画は初めてでしょうか?
あっけ: ワンマンライブはやっていますが、企画としては初めてですね
---しかも、2ヶ月連続ですよね
あっけ: そうなんですよ、どうしましょうか(笑)
---ある意味、ワンマンとは違った形のチャレンジになりますね
あっけ: 去年・一昨年とワンマンをやりましたが、ワンマンライブは全部自己責任じゃないですか。お客さんを呼べなくても自分たちの話なので、スゴく気が楽なんです、結果は全て自分達に返ってきますから。ただ、人様のバンドを呼んで企画を行うということは、その人達に迷惑をかける可能性があるわけで、ずっとやりたくないと考えてました
みっちー: でも、団体戦だよね
あっけ: 団体戦って言ってもらえると、気が楽
裕馬: いやいや、そうでしょ。団体戦でしょ
---企画に出演してもらうというイメージより、それぞれがカトキットのために駆けつける印象が強いですね。「私の恋した男たち」とタイトルにしてしまうような3組を呼ぶわけで、カトキットのファンからしたらいろいろな意味で「どんなバンドなんだ?」と思ってくれそうです


---それでは、それぞれのバンドを紹介して下さい
あっけ: 「シンガロンパレード」とは、カトキットの前身バンドが解散ギリギリのタイミングに東京に一緒に行く機会があって
みっちー: そんな頃やったな
あっけ: まだ、みっちーさんの髪の毛が茶色でぶわーって伸びてて
みっちー: ザ・ミュージシャンって髪型してるときやな
あっけ: でも、そこから1年くらいは特にやりとりはなくて、カトキットをはじめてから晨くんがカトキットをめっちゃいいって言ってくれて。その当時はそこまで仲がよかったわけじゃなかったけど、その発言がものすごく自信につながったし、そこで改めてシンガロンの音楽を聞く機会になりました
みっちー: 晨はメンバー3人の中でそういうことを言い出すのが一番早い。橙々も晨が、「いいバンドがいるんです」って紹介してくれた
裕馬: そうでしたね
あっけ: へー、そうなんや。それ以降は、お兄ちゃん的な感じですね。活動において自分たちよりもいつも一歩先を行っている、ワンマンするにせよ、ツアーにせよ、規模にせよ、いつも自分たちより上をやってくれているから、ずっと目指す背中として見ていました
---あっけちゃんからシンガロンパレードの話は何回か聞いていましたが、こういう視点の話は初耳ですね
あっけ: 「橙々」と出会ったのは、DEWEY(京都木屋町にあるライブハウス)でバイトをしていたときに出演してたのが最初ですね。ドラマーも前の人で本当に初期の頃です、牧野さん(DEWEY店長)に紹介されて、その当時は本当の初期の頃であまりピンと来なかったのですが、それ以降に関わりを持ち始めて見続けてきましたが、このバンドはずーっと右肩上がりです。常に今が一番いいと言えるバンドです。正直、バンドの歴史を見ていると、あの頃がよかったみたいなのあるじゃないですか。でも橙々はずーっと成長し続けていて、楽曲的にもクオリティ的にも今がいい。外から見ていておもしろいです、なんか恥ずかしいな、本人を前にして改めて言うと
---それでは、「shannons」についてもお願いします。この前316で対談したばかりですが
あっけ: 大濱くんとは高校生からの知り合いで、彼のやっていた前のバンドがメジャーデビューするきっかけになったコンテストの頃からですね
みっちー: あー、あのイベントね、あのイベントなー
《完全規制》
あっけ・裕馬: (大爆笑)
---初っぱなから全く書けない話じゃないですか、、、ちがーう、shannonsの話です
あっけ: 大濱くんとは付き合いが長いですが、shannonsとは7月の316企画(7/8西永福JAM開催・316NIGHT vol.4)で初めて一緒になりライブを見ましたがめっちゃよかった。衝撃的に良くて、大濱くんが前のバンドより活き活きとしているという噂は聞いていたけど、単純にメロディと言葉そして声がスッーと入ってくる。それができる人ってまあまあ珍しいじゃないですか、やっぱそういうチカラがピカイチなんだと思いましたね。あと、メンバーそれぞれの技術が凄いから、これからおもしろい音楽をめっちゃ作るんだろうなというわくわく感がありますね

裕馬: 弾き語りで、あっけと大濱くんと俺でやったよね、shannonsはじまる前に
あっけ: DEWEYちゃう?
裕馬: その時もめちゃめちゃよかった、ソロの弾き語りも
あっけ: 今回の「恋した男たち」で呼ばせていただいた3組は、歌というモノにめちゃめちゃ特化してやっている人たちです
みっちー: 確かに、歌に特化してやってるねー。うち、橙々、shannonsは歌特化のバンドと言っても過言ではない
あっけ: そこを集めたくて
みっちー: 正直、3組どのボーカルも「歌いいっすね」と言われても謙遜しないよね、ありがとうございます! って
裕馬: 気づきました? みたいな
みっちー: 俺の歌いいっしょ? っていうバンドばかりだと思う
あっけ: そこに絶対に自信を持っていて、ちゃんと聞かせようとしている
裕馬: アプローチが違いますからね
あっけ: 元々「恋した男たち」と「惚れた女たち」のめっちゃでっかいイベントをやりたいと考えていたことがあって、好きな男性ボーカルのバンドをリストアップしてみたけど、歌モノではなくて他の部分に重きを置いているバンドが多くて、この3組で考えたらめちゃめちゃきれいにまとまったと思っていました
裕馬: しっくりきてますよね、まだやってないですけど
みっちー: きてる、きてる、すごいしっくりきてる
あっけ: お客さんはかぶってないと勝手に思ってて
裕馬: うん
みっちー: かぶってないと思うよ
あっけ: だから、来た人はスゴく満足して帰ってもらえる自信があるので、ぜひ来てほしいです。知ってる人は納得してもらえると思いますが、カトキットのお客さんからしたらあまり知らない人が多いと思うけど、実際に聞いてくれたら納得してもらえるから、絶対に来てほしいです!
---単純に京都3バンドという組み合わせを東京で見ることは、まずできないですからね。そんな、イベントですが当日なにか特別なことはありますか?
あっけ: ねー、カトキットぉー、こっちきてー。この日にやりたいことがあるんですよって、2人に(ミッチーさん・林田さん)伝えたいんだけど、、、
---え、出演者にまだ言ってないことですか?
みっちー: なに? どうしたん、どうしたん?
あっけ: ちょっと助けてー
ジャパニーズ田中さん(カトキットBa.、以下ジャパ): えっと、そもそもの狙いが、お客さんになにか持って帰るモノを作りたい
コバヤシヒロユキさん(カトキットDr. 以下コバヤン): 特典的な、お客さんの記念になるようなモノがね
ジャパ: 一言で言うと「チェキ」
みっちー: チェキっ! いいよー!(即答)
あっけ: えー! いいのー! うそー、ほんまに??
コバヤン: 2人がオッケーしてくれるか、めっちゃびびっててん
ジャパ: 俺はどっちかというとシンガロンよりも、山田さん(橙々のマネージメントを担当、西院GATTACA店長)がなんて言うか、、、
裕馬: あはははははっ(笑)
みっちー: 山田さんが確かになんて言うかだな
あっけ: ちょっとホンマ、プレゼンしたい。チェキってアイドルのイメージがあるじゃないですか、でも、「思い出500円」という制度で考えると凄く魅力を感じるわけです。スマホで撮った画像データとかとはちがって、あの1枚しかない。それがその場で手には入って持って帰れるって、凄くステキなことだと最近気づいたんです
みっちー: 鳥取のらくだと一緒やな
あっけ: う、うーうん? らくだ?
みっちー: 鳥取砂丘のらくだはね、隣で写真を撮るのが500円、乗って撮るのは1000円
あっけ: へーー、そうなんだ。まさに、そういうことですね
みっちー: らくだとの思い出が1000円で買えるって考えたら安いよね
あっけ: そう、それで思い出500円ってステキだなと思っていて、一律500円にしてフィルム代はカトキットが負担、本体も持っているから、売り上げは全部持って帰ってもらいたい
みっちー: なるほど、なるほど
裕馬: え、どういうこと? 各々で撮るの?
あっけ: そう、それぞれのバンドでチェキ会を開催するのをやりたくて
裕馬: いらんやろー、俺らとのチェキは(笑)
あっけ: えー、いるってーー(笑)
みっちー: まあまあ、各バンドの趣旨と言うよりは、イベント全体の趣旨としてということだよね。いいよ、俺らは
あっけ: マジっすか
みっちー: いいよ、だってうちのジョンくん(シンガロンパレードDr.)そんなん大好きやもん
コバヤン: スゴイ得意そう
ジャパ: ええ顔しそうやー
みっちー: それが、自分たちが提供できる価値として、普段のライブで俺ら3人でだと無理かもしれないけど、今回のイベントの記念としてチェキをやるというのはいいと思う。全然やるよ
あっけ: 単純にバンドがチェキ会をやる場合はイメージにあわないとかあるけど、カトキットという変なバンドがわがままを言ってやらされてるという体でのってもらえたらありがたいです。イベントの特典を色々考えたけど、タオルとかTシャツみたいなグッズはよくあるし、簡単に作れちゃう。それよりもっと特別な物をと考えて、来てくれた人への満足度としては大きいと信じて、開催したいけど、、、どうでしょうかねぇ
裕馬: うーん、ちょっと俺一人では判断が、、、とても言っている意味もわかるし、いい企画だと思う。ただ、こういうのね勝手に決めて持って帰ると怒られるからなぁ
あっけ: あ、もちろん一度持ち帰って決めて下さい!
※その後、バンドとしての了解も得られ、チェキ会が開催されることになりました
みっちー: うちのジョンくんがパス風ステッカーというグッズを開発して、見た目はライブハウスのパスでアーティストネームの部分を空けておいてそこにサインが書ける。同じグッズだけど、買う日によって日付も変わるし書く内容も変わるから、お客さんにとってはその日限りのグッズとして繰り返し買ってくれるよ
裕馬: それを聞いて、僕らも作りましたもん
みっちー: 常連のお客さんは何かを買いたがってくれる、でもCDだけだといつも買うわけにはいかないから、そういうものを俺らが作るしかないんだよ。そういう意味でチェキはアリだよね
コバヤン: じゃあ、チェキはぜひ前向きに検討をお願いします!
あっけ: あ、shannonsにもまだ言ってない、、、大濱くんなら「あー、いっすよー」って言ってくれそうだけど。だって、shannonsの物販、CDも無いのにスマホホルダーだけ売ってたくらいだし(笑)
裕馬: いやー、でも、俺らのだけ売れないよなぁ
みっちー: そんなことないって!
あっけ: そんなことないよ!
裕馬: 絶対ありますよ。そんなことない、って言ったことを悔やむような結果になりますよ(笑)
★カトキット企画「BeatHappening!共催〜私が恋した男たち」スペシャル鼎談【2】に続く
カトキット主催イベント DAY 1
「BeatHappening!共催〜私が恋した男たち」
日時:2018-10-24(水)
場所:下北沢BASEMENTBAR
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
料金:前売り 2,500円 / 当日 3,000円(D代別)
出演:カトキット / 橙々 / shannons / シンガロンパレード
イベント公式サイト: http://katokitto.wixsite.com/katokitto/blank-5