『本棚のモヨコ』というバンドがいる、元々北海道で活動していたけど上京して、現在は東京で活動しているバンドだ。
このバンドとの出会いは、、、正直、よくわからない、何度かライブを見た記憶がある。でも、確実にこのバンドを認識したのは、「宇宙の縮図」という曲のMusic Videoだ。
この曲に、そしてMVに全てが持っていかれてしまった。曲もいい、歌詞もいい、でも本当にいいのはこの曲が創り出している世界観なんだ、森脩平という人間が創り出すその世界なんだ。正直、この曲だけで本棚のモヨコというバンドの虜になってしまった。
バンドには歴史がある、本棚のモヨコにも歴史がある。その歴史をひもといて行くと、今かれらが活動を続けていることがスゴいことなんだと、本当に一方的に感じてしまった。それは、本当にこれまでに創り上げた音楽が素晴らしいからに他ならない。
そんな、本棚のモヨコとはっきりとつながりが生まれたのは今年の夏。元々、縁のあったクチナシとツアーをするという話を聞き、316で対談をセッティングした。
https://316.rocks/2018/07/magical-shochumimai-tour_1/
なんだろう、この二人の波長が合いすぎるのか、これまでに企画した対談の中でも抜群に不思議な空気感が生まれていた。実際にこのツアーは東京と大阪に行ったけど、イベント自体はなんだか緩いながらもライブは最高に印象的な、そんなこの二組を象徴するイベントとなった。
そんな本棚のモヨコからリリースが送られてきた。
この度、本棚のモヨコの楽曲「僕の漫画を返して!」のMUSIC VIDEOが完成しました。このMVは城真也が監督・脚本を担当し、本棚のモヨコ初のドラマMVとなっております。監督に曲を聴いて頂き、イメージから脚本を書いて頂きました。
「僕の漫画を返して!」は最初に取り上げた「宇宙の縮図」と同じシングルに収録されていた曲。ぶっちゃけた話、そこまでインパクトを感じていなかったというのが正直なところだった。でも、このリリースで知った「僕の漫画を返して!」のMusic Videoは、「宇宙の縮図」とは全く違うベクトルながらも強烈な印象を与えてくれる内容だった。
ああ、そういうことだったのか、そういうイメージだったのかこの曲は。たぶん、20代後半から30代には絶対に刺さる。こんな経験がある人はもちろん、そんな甘酸っぱい思い出がない人たちにも確実に刺さる内容のMusic Videoとなっている。
えええ、僕の漫画を返してって、そういうことなの!? 歌詞を忠実に再現しているわけではないけど、この歌から生まれる世界観を見事に映像化した作品。そう、もうこの曲のMVという役割だけではない、単体の映像作品として素晴らしいとしか言いようがない。
リリースをもらってから、これをどう伝えたらいいのか悩んでいたら一ヶ月弱経ってしまった、本当に申し訳ない! でも、中途半端に紹介したくなかった。本棚のモヨコというバンドの話をした上で、紹介したかったんだ「僕の漫画を返して!」のMusic Videoは。
もう当日になってしまったけど、2018年11月22日(木)に下北沢mona recordsで『残暑見舞いパーティー 〜マジカル暑中見舞いツアー!!番外編〜』が開催される。ツアーを回ったクチナシとmyojo、cakessの4組が出演、あのツアーを回った二組を一緒に見ることができるイベントだ。絶対にたのしいイベントになるので、ぜひお越しいただきたい。私ももちろん伺います、そうだね夏はとっくに終わってるけど、夏を思い出したい季節に突入しているからね。