いかにも12月っぽい飲み会の最中、そのニュースが飛び込んできた。
応援してくれている皆様、関係者の皆様、Moccobondよりお知らせがあります。感謝を込めて。
【 散開 】のお知らせhttps://t.co/wbyiivOXKl
— Moccobond (@Mocobonchan) 2018年12月18日
散会のお知らせ。そうか、Moccobondは解散してしまうのか。過去に自分のイベントに出てくれたバンドであり、次のイベントに出てもらおうと考えていたバンドが無くなってしまう、そういえば過去にもそんな出来事があったけどこんなことには慣れるはずがない。悲しいとかそういう感情以前に、ただただショックだった。
Moccobondとの出会いは、2016年7月1日京都nano。当時はまりにはまっていたバンドを見るためにnanoに行ったけど、俺は完全にMoccobondの世界の虜になってしまった。そう、316の語源ともなった2015年3月16日以外にも、このnanoというライブハウスでは衝撃的な出会いが繰り返されている。その中でもとびっきりの出会いだった。
2018年3月16日にnanoで開催された316NIGHT vol.3にMoccobondが出演した。316にとってとても重要なこの日に彼らは出演してくれた。次は東京で、そんなことを3人に伝えていた。でも、それは実現できなくなってしまった。

Moccobondがステージに立つのは残り2回。12月21日(金)心斎橋新神楽、そして、2019年2月19日アメ村Pangeaで開催される「Moccobond the final 【THANK YOU】」。どちらも予定が入っている、12月21日は主催企画(ライブではない)があり無理だ。そして、2月19日もピンポイントで予定が入っている、でも不可能じゃない。自分が好きで、自分のイベントに出演してもらい、多くの人に聞いてもらいたいと確信していたバンドだ。やはり彼らの最後、散開の瞬間を見届けなければならない。
Moccobondの好きなところをあげ出すとキリがないけど、個人的にはあの不穏すぎるMCが大好きだった。ニシケケさんがとても不穏なことを話し出し、サトウくんの顔が引きつり、松川さんは一人ビールを飲む。「ねえ、サトウくん」ニシケケさんの問いにサトウくんが答えた瞬間、次の曲が始まる。彼らのみが作り出せる空気、そしてそれを自分たちのサウンドで完全に染め上げてしまう。30分間を完全に使い切った彼らのライブが本当に好きだ。
彼らの公式サイトに掲載された散開のメッセージ、それはとても美しく希望が溢れるメッセージだ。最後まで、Moccobondであり続ける。とにもかくにも、2019年2月19日を楽しみにしています。
