2019年7月26日(金)に下北沢MOSAiCで開催される316NIGHT vol.9『ガールズエレクトロスリーマン』、出演者インタビュー特別編としてエレクトリックリボンの室井ゆうさんとカトキットのあっけさんによる特別対談をお送りします。
---お2人の出会いはいつ頃でしょうか?
あっけさん(カトキット、以下あっけ): 渋谷LUSHでフードを出していた時?
室井ゆうさん(エレクトリックリボン、以下ゆう): それが2018年1月で、それが初めての出会いですね。元々カトキットの音楽が好きで聴いていて、その日はフードで誘われていて、カトキットが出演するのならということで出店しました
あっけ: その時にはじめてしゃべったけど、緊張しててほぼ覚えてないです
ゆう: 私も緊張してた
---カトキットはどんなきっかけで知ったのでしょうか? どんなきっかけで知ったのでしょうか?
ゆう: エリボンのファンにカトキットが好きな人がいて、その時に名前を聞いて音源を聞いて実際にライブを観てみたいと思って、あの日でした。ライブを観たらめちゃくちゃカッコいいってなって
---その日のライブは私も観てます、めちゃくちゃエグかった日ですよね。撮影していたのでよく覚えてます
あっけ: 覚えてない、、、
ゆう: その日だ
---そして、はじめて対バンされてますよね
ゆう: それもLUSHでしたね、9月です。私がカトキットと一緒にやりたいって言って出演しました
あっけ: この日はめっちゃ覚えてる、アーティスト写真を撮り直してホームページをリニューアルした一発目のライブだったから。その時に勝手にエレクトリックリボンの写真を探して貼りました、あの時は5人でしたよね
ゆう: そうです、ぇっかちゃん(ericaさん)が抜けるちょっと前のライブでした。私が「フードコート」という曲が好きで、それをリハーサルでやっていてめっちゃテンションが上がりましたね。そのことをリハの後にあっけちゃんに伝えたら「普段全然やらないから、よかった」って言ってくれて
あっけ: やらないですね、今でもやらないですね
ゆう: その日は本番でもやっていて、うれしーって思いました
---そんなカトキットが大好きなゆうちゃんですが、どのあたりが好きなポイントですか
ゆう: 曲が好きだし、あっけちゃんの声が好き、歌詞も好き。歌詞を読むとあっけちゃんに色々なことを聞いてみたくなっちゃうんですけど
あっけ: あー、うれしい、、、やっば、今日はもう十分です、十分ですね
ゆう: そして、ライブを観たらカッコよくて。エロかっこいい、女子がホントに憧れちゃうようなかっこよさがあります
---以前にあっけちゃんに、歌詞はぱっと書けますか? と聞いたら全くの逆で、とても時間がかかると。浮かんできた言葉をどう組み立てるのか、どうやって歌に乗せるのかすごく時間がかかるって話してました
あっけ: 頭が悪いんですよ(笑)
ゆう: そういうこと?(笑い)
あっけ: めちゃめちゃ漢字も意味も調べるんですよ。「私は赤が好き」というのと「赤が私は好き」で違うじゃないですか、それを入れ替えたりするのがめっちゃ好きで
ゆう: そうなのですね
---逆にあっけちゃんはどうですか、ゆうちゃんについて
あっけ: ええっ! もう、違うんですよ、あ、アイドルなんですよ、、、どもるくらい緊張するんですよ。渋谷でお話しした時も、私の目を見てキラキラしながら「好きです」って言われたときの破壊力は、凄いです。え、これ、ファンの方が読みますよね、、、本当にすみません(笑)
---なんだ、この行方不明感
あっけ: だって、仕方なくないですか? エリボンのライブを観たのが、はじめてきちんと観たアイドルさんのライブで、やべーなって。目が合う、そう目が合ってるんですよ、私のことを見ながらニコッとしてるのがうれしすぎて、前の方に行って応援したい気持ちになります、私のこともっと見てって(笑)
ゆう: うれしい
あっけ: 自分の出番前だったのかな、普通にドキドキして、楽屋に戻ってメンバーに「はぁ、しんどい、心臓が痛い、キュンキュンしすぎて」って。だから、そんな子に好きって言われてる事実が、もうよくわかんないです。下北さん(インタビューアー)に好きって言われるのとは全然違います
---、、、確かにファンの皆さんのライブの時のテンションを見てると、その気持ちはわかる気がします。ファンの方、あれ、呼び方ってなんでしたっけ
ゆう: ボンクラって呼んでます。エレクトリックリボンクラスタの略ですね
---クラってクラスタの略だったのですね、そのボンクラの皆さんが凄いんです。ギリギリまでステージに来ますが、あるラインから先には絶対に入らない。でも、メンバーはそのラインを超えてくることがあって、これはリフトもされるわという感じです。そして、とても礼儀正しい方が多いですよね
ゆう: そうなんです、常識を持った上で盛り上がってくれるのでありがたいです
あっけ: アイドルのファンの方ってちゃんとしてますよね
---あれ、なんの話だ、そうファンの皆さん1人1人を見て歌っているということですよね。見てて思いますが「はじける笑顔」って、まさにこういうときに使う言葉なんだって
あっけ: 本当にそうですよ。いやーこれは私にはできない、全く違います
---あっけちゃんは歌いながら、歌詞を突き立ててくる感じですからね
ゆう: それが本当にカッコいい、女子を引き連れて観に行きたい
---女のコのお客さん、たまに泣いてますから
あっけ: もう、心配になりますよ、自分の曲の中でも恋愛の曲を「いい」って言ってくれる女のコは全員心配になります。え、この歌詞に共感してる? ってことは、大丈夫?
---他にありますか、ゆうちゃんの好きな点
あっけ: ああ、もう、目が合わせられない、、、
ゆう: あっけちゃんと全然目が合わない、、、
あっけ: これはすごいな、これは、、、。前にファンの方がゆうちゃんの生写真を買ってきてくれて、写真に「大好きです」って書いてあってそれをいつも眺めてて、その眺めてる人が目の前にいるんですよ。なのに、なんでおじさん(インタビューアー)の顔ばっか見てるんだろう、、、すごいな、思っていた以上に緊張するな
ゆう: 私もめっちゃ緊張してます、ライブを見てカッコいいって思った人が目の前にいるから
あっけ: ありがとうございます(笑)
ゆう: ちゃんと話すのは初めてだから
---ライブの日は落ち着かないですよね
あっけ: うちメンバーに男が2人いて、アイドルさんと楽屋が一緒だと、出ちゃいますから
---それでは質問どうぞ、まずはあっけちゃんから
あっけ: いつからアイドルに興味が?
ゆう: アイドル自体ずっと好きでしたが、自分がなりたいとは思っていなかったです。小学生の頃から秋葉原に通っていて、中学校の時も学校が終わってから秋葉原に行ってました
あっけ: 小学生の頃って、モー娘。とか流行ってました?
ゆう: モー娘。と、後半になるとAKBが流行りはじめてましたね
---その時期から秋葉原は電気街じゃなくなり始めてました
ゆう: 高校を卒業するときに、ダイコクドラッグの秋葉原店でバイトをしてて、カフェと薬局が一緒になっているお店ですね。そのお店のスタートメンバーという感じで採用されて、薬局の研修を受けたのに結局カフェで働いていました
---その時の制服が、先日のツイッターにアップされていましたね
あっけ: カフェは希望したわけではなく?
ゆう: そうですね、普通に秋葉原でバイトを探していて、入ったらカフェ担当になりました
あっけ: 人事担当からしたらめちゃめちゃラッキーですよ、「おお! カワイイ子きたよ!」って
ゆう: そのカフェにステージがあってアイドルが来ていました。身近にアイドルにふれ合うことができて、一緒に仕事をするようになってからアイドルになりたいと思いました
あっけ: 元々はファン目線だったわけだ
ゆう: そうです、そうです。そして、髭男爵さんプロデュースのアイドルになって、その後にエリボンに入りました
あっけ: すごい、、、ダイコクドラッグさんありがとうございます(笑)
ゆう: 確かにダイコクに入っていなかったら、たぶんアイドルになっていなかったですね
あっけ: ゆうちゃんもそうですが、アイドルってかわいいじゃないですか、でも、カワイイ子ってガン見しちゃダメなんです。アイドルさんなので、そのかわいさに対してカワイイって言うことができるわけですが、例えば電車の中でかわいい子を見つけても、じーっと見ちゃダメじゃないですか
---は?
あっけ: もう、かわいい子が、カワイイをちゃんと押し出してくれていて、それに対してちゃんと「カワイイ」って言っていい環境を与えてくれているのが、本当にありがたいんです!
---なんですかこれは
あっけ: ツイッターとか見てて、カワイイ写真が普通に流れてくるんですよ。これは、無茶苦茶ありがたいことですよ、なんて言ったらいいのかな
---ぜひ、リプしてくださいよ
ゆう: たまにしてくれてます
あっけ: ああ、もう、申し訳ない程度にしてます
ゆう: すごい、こんなに考えてくれているなんて
---ずっと緊張すると言っていた意味が、やっとわかった気がします。さて、ゆうちゃんから何か質問ありますか
ゆう: 私はカトキットの曲が本当に好きなのですが、どういう時に曲が思い浮かびますか?
あっけ: 曲を作る時はこの時間から作ろうって決めて向き合うけど、歌詞に関してはぱっと思い浮かんだ2行をメモをためておいて、その2行をくっつける作業をしています。ばーっと書き上げるみたいなことは全然できなくて、、、使える使えないは置いておいて、2行のメモだけで3000件くらいありますね。それをテーマに合わせて、引っ張り出して並び替えたりしてます。だから、小説家は凄いと思います、一つのテーマでうわーって物語を書くようなことは絶対にできないですね
---色々な方に聞くと、レコーディングする瞬間まで完成していないこともあるとか。最後、どうしても納得いかなくて、と
あっけ: そう、納得がいかないというのはある、適当にだったらいくらでも書けますから。だって、1行の破壊力って凄いから
ゆう: 確かに
---「1行の破壊力」キラーワードが出てきました
あっけ: ちょっと伺いたいのですが、曲は提供されて歌いますよね、ファンの方とかに「めっちゃ曲がいいですよね」と言われた時って、どういう感覚ですか?
ゆう: 曲自体は作っていないけど、その曲を上手く表現できているのかなと考えると、ストレートにうれしいですね。自分なりに解釈してどのように表現したらよく見えるのかは考えているので。それこそ、あっけちゃんにアレンジしてもらった曲もありますから
あっけ: そういえば、須田さんの曲はいつ頃作られたのですか?
ゆう: 曲自体は1年前にできていて、エリボンが新体制ではじまる一発目にしたかったけど、アレンジがなかなか納得いかなくて
---ナードマグネットの須田くんがエレクトリックリボンのために作詞作曲した曲があって、そのアレンジをあっけちゃんにお願いしたわけですよね
ゆう: あっけちゃんにかなり可愛くしてもらいました、元はかなりバンドサウンドでしたから
あっけ: めちゃくちゃパワーポップでした
ゆう: 「ナード!」みたいな
あっけ: まさにナードの曲でしたね、スリーコードでしたし
ゆう: 今回のイベントでお披露目する予定です
---え、本当ですか! それはとても楽しみです
---あっけちゃん、他に質問ありますか?
あっけ: 前にベースメントバーのライブに来ていただいた時に、くまさんのトレーナーを着てましたけど、私そのくまさんのトレーナーはゆうちゃんの為に存在するんだって、ずっと帰りのクルマの中で話してたんです。くまは好きですか?
ゆう: くまは好きです
---くまさん?
ゆう: くまのワッペンが付いた服を着てて
あっけ: それが鬼のように可愛くて、、、くまさんついてる、くまさん、かわいい、って。家にテディベアとかいっぱいあるんですか?
ゆう: いえ、あんまり(笑)。シナモンがおうちにはあります
あっけ: シナモンがあるんや、シナモンがあるんですって!
---いや、知らないから
あっけ: え、お部屋はどんな感じですか?
ゆう: 白と水色の部屋です
あっけ: うわっ! 完璧だ!
ゆう: え、あっけちゃんの部屋はどんな雰囲気ですか
あっけ: 私の部屋ですか? 私の部屋は黒色と木、だけですね。前はマリオとクレヨンしんちゃんの色合いが好きで、めちゃくちゃカラフルでしたが、もう精神的に違うなって。あと、楽器とベッドと本しかないです。すぐに家から出て行けます
ゆう: 「くま好きですか?」ってはじめて聞かれました
あっけ: くまが好きだとうれしいなと思って。これです、ああ、でもくまさんが見えない、、、
※たぶんこのツイートの服ですね、はい、くまさんですね完全に
ゆう: くまさん、すごいそんな洋服のことまで覚えててくれるなんて
---いや、もう、好きすぎでしょ
あっけ: だって、かわいくないですか-。私一番カワイイって思ってるんですけど、ホントに!
---なんか、ちょっとキレながら言ってるし。こんなカワイイ人がいるのになんなのあなた、みたいな感じ。ゆうちゃん質問ありますかね
ゆう: くまに引っ張られすぎて、好きな動物について聞きたくなりました
あっけ: 私、好きな動物は何ですかと聞かれて何も出ないくらい、動物に興味がないですね。うーん、動物かーーー。犬とか猫はかわいいと思いますが、アレルギーなんですよ、、、。うーん、難しいかもしれない
---あっけファンがざわつきますね、あっけちゃんを連れて行くのなら動物園じゃダメなんだって
あっけ: あはははは
ゆう: 確かに
あっけ: でも、動物園は好きなんですよ
ゆう: 動物園行きたい、一緒に行きましょ
あっけ: い、い、いいんですか?
---じゃあ、次は動物園で、対談じゃなくて1日デートしてください
あっけ: やばいなー、それはやばいなーーー
---動物園なら大丈夫なんですか?
あっけ: 動物園は柵があって距離があって眺められるから。生態とか面白くないですか、ゴリラの動きとか、うぉおおって。でも、水族館は正直あまり好きじゃないです。私、海の中がめちゃめちゃ怖いんです
ゆう: 水中が怖い、みたいな?
あっけ: 水の中にいるでっかい生き物とかが怖いです、人生においてアレに出くわした瞬間に死にませんか? イルカショーとか見てても、イルカは確かに可愛いけどあの長さですよ、めっちゃ怖いんです。あと、水槽のガラスが割れたらとか、エイとかがぶわって来たらとか、想像すると怖いです。あと、手足が長いカニが異常に怖い
---あっけファンの皆さん続報です、水族館とカニ料理はダメです
あっけ: あ、カニ料理は好きです、かに道楽に連れてって。やー、でも生きているのは、手足が長いカニの前だけは走って通り過ぎますね。あ、でもゆうちゃんとはクラゲを観に行きたいです
ゆう: あっははー
---なんというか、お互いの《好き》がそれぞれ違う角度からお互いを凌駕し合って、よくわからない状態です。ここまでとは思いませんでした
あっけ: これ、エリボンファンの人になんて思われるんだろう、大丈夫かな
ゆう: 逆にステージを見たら、カッコよくてびっくりすると思います
---ぜひ、ライブでかっこよさを感じてもらいたいです。そして、エレクトリックリボンもカッコいいアイドルです。エッジーな方向に際立たせているアイドルが増える中で、アイドルとしてしっかり歌って踊って楽しませてくれるグループですからね。それでは最後に、意気込みお願いします!
ゆう: めちゃくちゃ楽しみにしています、この日に向けて新曲を解禁しますので
---ロングセットで新曲もある、楽しみですね。じゃあ、カトキットも新曲を披露しましょう
あっけ: ああ、新曲おろしてきましょうか
ゆう: でも、新曲はあっけちゃんのアレンジの曲なので、あっけちゃんがアイドルに提供した曲がどうなるのかを聞いて欲しい
---そうか、それは新曲をおろしたようなもんですよ
あっけ: そうですね。めちゃくちゃエレクトリックリボンらしくしたかったので、めっちゃ楽曲を聞いた上で 疾走感のあるビートはそのままで、ギターは使ってないです
---本当に楽しみなイベントになりそうです、よろしくお願いします!
2019年7月26日(金)
316NIGHT vol.9
『ガールズエレクトロスリーマン』
下北沢 MOSAiC
ADV 2400円(+1D)/DOOR 2900円(+1D)/学割:大学・専門学生以下1400円(+1D) *学生証提示
OPEN 18:30/START 19:00
[出演]
・カトキット
・ エレクトリックリボン
・IRIS MONDE
[チケット発売]
主催者手売りチケット、出演者予約、MOSAiC公式
▽https://316.rocks/316night-09/