エンドロールという曲を、配信リリースした。
4分の4拍子のバラード曲は、宇宙団では珍しい。
望月が作ったデモが良かったので、次は新曲でこれをやろうとなり、一昨年の秋くらいからライブでやり始めた。
アレンジはなかなか固まらず、最初はただ淡々としたスローナンバーだったが、せっかく良いメロ良い曲なのだからと、盛り盛りアレンジにした。もりもり。
ストリングスを入れるなど、宇宙団でははじめての試みが多くあるけれど、聴けばすぐに「あ〜宇宙団だ〜」ってわかると思う。わたしたちの理想形です。
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この曲は良い、歌詞も良い、なのでもともと音源化しようという話になっていた。じゃあプリプロしようと、軽い気持ちで深夜のスタジオノアでドラムをとり、遊び感覚で他の音を重ねていくうちに思ったより良くなってしまったので、そのまま音源化しましたという感じ。
じ〜っくり3ヶ月くらいかけて仕上げた。いつもスタジオを1日抑えてベーシックと歌を何曲か録って時間に追われ…とかやっていた我々である。あり得ん時間をかけた。
歌はスケジュールが合わなくて深夜にとったけれど。望月よ過酷な思いをさせてすまん。
過酷でドラマチックな宇宙団の新曲『エンドロール』です。
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わたしは元々とても弱い人間なので、落ち込んだ時にもういいやってすぐ自暴自棄になる。
で、バンドでライブをやっている瞬間や、ものをつくっているときは、楽しくて、幸せだなあと感じる。良い曲だなあと思う曲を演奏、ないし形にしているときは、なおさら幸福ふくふく、という感じ。だから、音楽は、とかあまり言いたくないが、自分が生きるためになくてはならないといったら過言だけれんど、わたしにとって、すごく大切なものなのだ。
去年の夏から秋頃は日々をなんとなく消化しているのが嫌になり、気分の高低が酷く、もうなんでもいいや私はゾンビだという気持ちになっていたけれど、その気持ちを消してくれたのは音楽かつどう、エンドロールの制作だった。3ヶ月間、メンバーの凄さを日々痛感したり、エンドロールってやっぱり良い曲だと思ったり、作業に没頭して夜更かししまくってたら体調崩して仕事休んだり、なんだかとても楽しく、充実していた気がする。完成してスピーカーで聴いた時は泣きそうになった。
今後もなるたけ長く音楽に関わっていられたら良いなあと思う。
読み返したら重い。。
0から1をつくらない人間が言うことじゃないかもしれないし、こんなこちら側の話なんて大体どうでもいいのだ。
ただ、わたしみたいなちょっと面倒くさい人にはもちろん、面倒くさくない人にも、何か悩みがある人にも、悩みがないことが悩みな人にも、とにかく、いろんな人に聴いてもらえたら良いなあと思う。
わたし自身、今後もこの曲に救われることがあるのだろう。