『幸運のしろねこ。』むらまつえりかコラム

みなさまいかがお過ごしでしょうか。ねこね、こねこね。のむらまつえりかです。
寒暖差激しく、近頃急に冷え込んできましたね。お身体には気をつけくださいね。

わたしは10月の気候がとても好きなのですが、この時期の匂いを嗅ぐと悲しいことを思い出す事が多くて胸がぎゅっとなります。涼しくなってくると秋特有の匂いで寂しさを感じる方も多いかと思いますが、寂しいと愛おしいは紙一重だと思うのです。

《 まろが来た日 》

わたしのはじめての愛猫まろは、10月の今頃我が家にやってきました。
それもすこし胸がぎゅっとなる、愛おしい記憶のひとつ。

まろは子猫の頃、薄いまろまゆがありました。なのでまろまゆの「まろ」、そして白いからマシュマロの「まろ」。まろと引き合わせてくれたともだちと名付けました。

あの頃全てだったことは今みれば本当に小さなことなのですが、4年前のわたしは大きな壁にぶち当たってもう二度と動けないのではないかというほどに落ち込んでいました。
そんな時、ともだちから「ともだちのねこちゃんが子猫を生んだのだけど、えりかちゃんどうかな?」という連絡がきました。
実家が団地というのと、弟が猫アレルギーということもあって難しいだろうと思ったのですが、どうしてもどうしても猫と暮らしたかったわたしは その子に協力してもらい、どうにかして一緒に暮らせるように工作しました(笑)。
まず、猫アレルギーの弟に話して すんなり許可をもらい、ともだちに「2ヶ月の女の子です。お願いします。」(結果男の子でしたが、、)と書いてもらい捨て猫を拾ったていにしました。嘘をつくときににやついてしまうわたしですが、その時だけ「猫を拾った」と迫真の演技で母になんとか信じてもらい一緒に住むことが許されました。(許されたというよりは、ほぼ無理矢理でしたが、、、。)

《 まろが来てから、はじめての制作 》
《 学校に行く前、リュックに忍び込むまろ 》

まろと暮らすようになってから、大学にちゃんと行くようになり授業にも積極的に参加して、ねこね、こねこね。が本格始動し、とにかく生きる気力が湧いてきて、好きなことをどんどんやるようになって、根っから暗い性格が少し明るくなったのでした。眠れない夜が続いてた日も、隣で寝てくれたからすぐにすっと寝れた。(それは今でも同じ。。)

言葉にするのは難しいけど、まろと暮らすようになってから本当にたくさんのことが出来るようになりました。本当に小さなことなのだけど、その小さな発見の積み重ねでいまの自分がいる、そんな気がしています。

まだペットロスを経験したことがないのですが、ねこと一緒に暮らしていて幸せを感じると同時にいなくなってしまってからのことを考えてしまいます。一緒にいるのに寂しいと思ってしまうのは不毛なことだとわかっているけれど、こどもの頃からどうしても終わりが見えてしまうので、終わりとはしっかり向き合って生きていかねば、、と自分の思考回路をすこし恨みながら日々生きています。それでもやっぱり、一緒にいるときもいないときも わたしにとっては一番愛おしい存在です。

寂しいと愛おしいが紙一重なのは、終わりと始まりがあるからなのかもしれないですね。
そんな気持ちのときに出来た曲。まだ音源化はされていませんが、大切な曲のひとつ「いのちの単位」。

同じ時間を生きれないけど、同じ時を生きれていることを考えると目がじんわりとします。
幸せをいっぱい運んでくれるまろ、これからもまろとあおばのために強く真っ直ぐに生きないと。

●ねこね、こねこね / ことばの海

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| ねこね、こねこね。ライブスケジュール

●2017/11/11(土)@下北沢WAVER
「I LOVED YESTERDAY vol.5」
w ) THE MORPH / Oh No Darkness!! / キリクと魔女 / valows / うーんちゃん(O.A)
展示:卯野佐知子
OPEN 18:00 / START 18:30
前売 ¥2,300 / 当日 ¥2,300(ドリンク代別)
来場者特典有り

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