2018年11月16日(金)に京都・木屋町DEWEYにて開催される316NIGHT vol.5『お京阪ナイト IN 木屋町 DAY1』。
この日、5組出演する中で唯一ソロの弾き語り。あっけちゃんのホームグラウンドであるDEWEYで開催するからこそ、あえてバンドではなくソロでオファーをしました。バンドと弾き語りの違いと、弾き語りを続ける意味について、DEWEY牧野店長との対談に続き、あっけちゃんのインタビューをお送りします。
---あっけソロの弾き語りのライブについて、実は結構な回数をやってますね
あっけ: 月に1回は必ずやっていて、10月は3回やっていますね
---バンドの時は3人でステージに上がりますが、1人でステージに上がるのとは心境としてどのような違いがありますか
あっけ: 全く違います、自由度の高さが違いますよね。感覚的には30分間何をしてもいいと思っているので、歌ってもいいし、歌わんくてもいい、すごく好き勝手できる。でも、ソロでやるときも(カトキット)と書いているので、バンドを背負っているつもりでやっていますね。まあ、それでも好き勝手やってますけど。
そもそも、歌詞のダークな部分を受け取りやすいようにポップにしているのがバンドとしてのカトキットで、その部分を全て削いだ状態で表現してもいい時間だと思ってやっています。カトキットの曲が持つ真意的な部分が好きな人は、ソロのライブも気持ちよく聞いてもらえると思います。
---ギター一本だけに、あっけちゃんの曲に対する想いがダイレクトに伝わってくる感覚があります
あっけ: 最もダイレクトに出せていますし、尚且つステージには何も決めていないで立ちますから
---何も決めない、セットリストも出さないんですよね、どのハコでも
あっけ: 出さないですね、どのハコでも。DEWEYは月1でやってるし、わかってもらえてるから出していなかったのですが、セットリストを出すとその通りにやらないといけないという感覚が強くなってしまい、そこに縛られるのがめっちゃイヤになったので、どこでやるときも出していませんね。リズムも変えるし、曲の長さも好きに変えてしまうので
---そもそも弾き語りの場合、照明の指定とかもないですからね
あっけ: カトキットの時はカラフルですが、私自身はカラフルなのがめっちゃキライで、照明によって雰囲気を操作されてしまうのがイヤなんです。特に緑とかピンクとかにするのがイヤで、オレンジ一灯とかで絶望的に暗くしてもらいたいです
---個人的にはバンドが好きで、弾き語りだけのイベントはあまり行かなかったのですが、フロントマンがソロでやる弾き語りについてはとても魅力的だと気づき、あえて聞きに行くことが増えました。バンドの延長線上ではなく、全く別の存在なんだと思います
あっけ: バンドのソロってめっちゃ中途半端で、以前に牧野さんに言われてハッキリと覚えているのが「おまえ、バンドの音が頭の中で鳴ってるやろ。鳴ってないからなそれ、ちゃんと計算してやれよ」という言葉で、素直にそうだなと思いましたね。バンドの曲からギターと歌だけ抜きましたというフロントマンの弾き語りが多くて、そういうのがすごくキライで、、、ちゃんとソロでやって完成している人たちと並びたいです。
バンドとしては完成しているけど、ソロでやると未完成な人が多い、牧野さんにあの言葉を言われ、そこから脱出したいと頑張りましたね。いろいろなところで呼ばれるようになったのは、そういう状況を脱出できたからでしょうね
---その言葉を牧野さんに言われたのは、いつ頃の話でしょうか
あっけ: 結構長いことやってからですね、なんだか伸び悩んでいた時期があってその頃です。弾きながら歌うことが難しい訳ではなかったのですが、ステージとして完成させることができなくて。うたを歌って、しゃべる、そしてまた歌う、1人で恥ずかしげも無くステージに立つことはできるようになったけど、ここからどうしたらいいんだろう。そんなタイミングで言われました。
今でこそDEWEYに出演する時はトリが多いですけど、2年前は最初に出てすごい人を観させてもらいましたね。鈴木実貴子さんや永尾蕗子さんといったソロでしっかりやっている方と一緒にやらせてもらい、「うわぁ~」と思う日々が1年くらい続きました。まさにDEWEYで牧野さんにたたき上げられました
---そういう時期があったわけですね
あっけ: そういう時期があって、今がある。でも、この前出たときもダダへこみして帰りました。点数的には70点で、思った通りにステージができない、その答え合わせを牧野さんとして改善点を確認しました。昨日の弾き語りは良くできたと思うので、今日はさらに上を行かないと牧野さんに顔向けできない
---まだ、伸びている最中なのですね
あっけ: まだまだですね。私、やりたいことがたくさんあって、もちろんバンドもやりたいし家でトラック作るのも好きだし、曲を作ってトラックを流しながらひたすら詩を読んでいるだけみたいな、ポエトリーリーディングまでいくのかなみたいなそういうものも作っていて、いつかステージでやりたい。でも、このアコースティックギター一本の、この感じの戦い方はずっとやっていきたい、もっと極めたいです
---11月16日、他はバンドの中で唯一の弾き語りです
あっけ: そう、バンドの中で適当にフロントマンが弾きがたってんなと思われるのはマジでイヤだから、頑張ります!
---あっけちゃんのバンドとソロをよく見ている立場として、バンドだとフロアを斬りに行ってますが、弾き語りの時はほっといてもフロア全員斬られている感覚です
あっけ: いいこと言った。目指しているのが本当にそうで、バンドの時は自分の歌を楽器の音で拡張しているわけで、それなりのパワーが出るからそれを操るためには自分の身振り手振りも必要になる。でも、ソロの時は、そこに立っているだけで圧倒できたら、最高なんです。存在しているだけで十分、それを目指していますね
---ありがとうございました、最新のあっけちゃんをぜひ見てもらいたいです
2018年10月2日に名古屋MUSIC & DINING BAR GURUxGURUで行われた弾き語りライブ、その中から「なんて素敵な夜だろう」のライブ映像です。ぜひ、ご覧ください。
【316NIGHT vol.5 シークレットコンテンツ『あっけオフショット』】会場限定先行公開! パスワードは会場にてチェックしてください。
2018年11月16日(金)
316NIGHT vol.5
『お京阪ナイト in 木屋町 DAY1』
LIVE HOUSE DEWEY
ADV 2000円(+1D)/DOOR 2500円(+1D)/学割:大学・専門学校生以下1000円(+1D) *学生証提示
OPEN 18:00/START 18:30
[出演]
・ippuku
・Transit My Youth
・Oh No Darkness!!
・あっけ(カトキット)
・pont
◎タイムテーブル
※出演バンドのツイッターリスト
★翌日の11月17日は同じくDEWEYで316NIGHT vol.6『お京阪ナイト in 木屋町 DAY2』、出演は「スーパーバック」「Gue」「イトカムトビコ」「tip top nap」「YURERU PINK TOPAZ」の5組です、こちらも要チェック!