316NIGHT vol.7 ナカヤマポンタ(Transit My Youth)インタビュー

2019年2月21日(木)にmona recordsで開催される、316NIGHT vol.7 『アコースティックお京阪ナイト』。出演者インタビュー第2弾は、ナカヤマポンタ(Transit My Youth)さんです。

316NIGHT vol.5にTransit My Youthとして出演していただき、3月16日に開催されるvol.8にもバンドとして出演が決定していますが、大阪でソロもやっていると聞きアコースティックのvol.7にも出演していただくことになりました。ソロとしては初の東京となるナカヤマさんに、音楽活動のルーツから弾き語りに対する考え方、当日意気込みを伺いました。

ナカヤマポンタ(Transit My Youth) - 2019.2.5 歌う魚

---まずは、音楽活動のルーツから教えて下さい

ナカヤマポンタ(Transit My Youth Syn.Vo.、以下ナカヤマ): 初めてステージに立ったのは18・19歳かな、専門学校の1年生の時です。高校時代にコピーバンドをしていましたが、その時はボーカルではなくギターでしたね。学校の中のイベントでちょろっとやる程度で、軽音部がなかったので有志でやっていました。小さい頃からボーカルをやりたかったけど自信がなさ過ぎて、中学・高校時代も本当はボーカルをやりたいけど他にボーカルをやりたい子がいたりすると、「じゃあ私はギターをやるわ」みたいな感じで。ギターは小学校時代にちょっとだけ習ったことがあったけど、ギターがそんなにやりたいわけじゃなかった

---本格的に活動を始めたのは、専門学校に入ってからということですね

ナカヤマ: 学校ではシンガーソングライターコースに入りましたが、それもシンガーソングライターになりたかったわけではなくて、本当はバンドが好きでバンドをやりたかったけど、「一緒にバンドをやろうや!」と言える勇気も人脈もなくて、、、。自分で作って、自分で演奏して、自分で歌えたらいいだろう、そんな消去法的な考え方で弾き語りを始めました。

アコースティックギターの弾き語りで、ライブハウスに出始めていました。音楽をやってますと言っていればなんかしら声がかかったので、訳もわからずに片っ端から出ていましたね。今思えば、もっと精査して出ればよかったなと。何もわからない幼気な初心者に、すごいノルマをふっかけたりとか(笑)。お客さんを呼ばないといけないことはわかっていたけど、仕組みをわかっていなかったからそれなりにぼられていたんだろうな、無知って怖い(笑)

---Transit My Youthにはいつ出会ったのでしょうか?

ナカヤマ: 専門学校の2年目に入ってから、モリノ(Transit My Youth Vo.Gt.)がトランジットの前にやっていたバンドでベース募集をしていて、え、ベース弾かれへんけど「やるー!」って(笑)

---316NIGHT vol.5のバンドインタビューの時にも聞きましたが、ベースが弾けないのに応募してしまう。ちなみに、ベースは全く弾けなかったのですか?

ナカヤマ: 一応、高校時代に吹奏楽部でコントラバスは触っていたので、まあいけるでしょって

---そして、ベースで加入することになりましたが、

ナカヤマ: 入ろうとしたらバンドが空中分解してしまって、、、折角やりたいと言ってくれたのにバンドをやらないまま終わるのもな、と考えてくれたモリノ(Transit My Youth Vo.Gt.)と一緒にTransit My Youthを始めました

---そうか、専門学校時代にTransit My Youthがはじまっていた訳ですね

ナカヤマ: バンドの準備が2年生の夏と秋で、本格的に音源を録ってバンドを始めるとアナウンスしたタイミングで、ソロはお休みに入りました

ナカヤマポンタ(Transit My Youth) - 2019.2.5 歌う魚

---ちなみに、元々加入しようとしたモリノくんのバンドはどのように知ったのですか?

ナカヤマ: モリノではないメンバーをフォローしていて、YouTubeのURLをツイートしていてそれを何の気なしに見たら、「なに、このめっちゃカッコイイ音楽!」と、一方的に好きになりました。そのバンドがベースを募集していたから、バンドをやりたいというかねてからの夢を叶える絶好のチャンスだ、いくしかないやんって。そのバンドにはモリノともう一人で曲を作っていましたが、私が好きな曲は全部モリノの曲でした。バンドが空中分解してしまった時も、即決でモリノについて行きました(笑)。この人の曲が好きって

---本当にモリノくんの曲が好きなのですね。そして、バンドでは曲作りはしていませんよね

ナカヤマ: ないですね、歌詞も書かないです。私は彼の作る音楽のファンですから

---Transit My Youthを始めて弾き語りはお休みしていたわけですが、再開したのはいつからでしょうか?

ナカヤマ: 割と本格的に復活したのは昨年10月に開催された歌う魚のイベントでしたが、その前の初夏に一回弾き語りをソロで誘われて引き受けたのですが、結果がズタボロで。この上ないくらいの大失敗で大きなショックを受けて、しばらくやらんとこ、と思ってました。でも、リベンジしたいと思っている自分もいました。

私が弾き語りを再開するにあたり重要な人物がいて、ラパンテットのVo.の田中志帆乃さんで、彼女は学校の同期で私と同じく本当はバンドがしたいけど仲間がいないからと弾き語りから始めていて、しかも同じようなタイミングで弾き語りからバンドにシフトしていました。お互い元々アコギの弾き語りだったけど、私はキーボードで志帆乃さんもシンセを弾いていたりして、そんな彼女が10月のイベントに誘ってくれて。彼女がいなかったら、弾き語りを頑張ろうとはなっていなかったのかもしれないですね。

田中志帆乃(ラパンテット)とナカヤマポンタ - 2019.2.5 歌う魚
田中志帆乃(ラパンテット)とナカヤマポンタ - 2019.2.5 歌う魚

---ちなみに、2月21日以降の弾き語りの予定は

ナカヤマ: 全然決まってないですが、声がかかったらやりたいです。もちろん、バンドが中心ですが、弾き語りについても今までみたいに消極的ではなく、積極的にやりたいです。

バンドがしたいけどできないから弾き語りをはじめて、その後バンドができるようになったけど、その状態で弾き語りをやったらダメダメで落ち込んでいました。元々弾き語りをちゃんとやっていたから当然ですが、バンドマンが片手間でやっている弾き語りが嫌いで。でも、自分一人でも呼んでもらえる状況は嬉しいし、そこで尻込みしているのは単に守りに入っているだけだし、、、。

今までは弾き語りに対してネガティブな見方しかなかったけど、ちゃんとバンドを知ってもらう為の弾き語りだったり、一人でも頑張りたいというポジティブな視点で考えることができるようになり、弾き語りに対してしっかりと向き合おうという気持ちになりました。

---そんな、弾き語りに対してしっかりと向き合い始めたナカヤマさんに伺います。ズバリ、あなたにとって「歌うこと」とはどういうものでしょうか

ナカヤマ: うわー、どう答えたらいいのでしょうか、、、。私はめちゃめちゃ飽き性ですがそんな中で、「歌うこと」は数少ないずっと好きなことですね。それこそ楽器だと、ギター弾いていたのにベースを弾き始めたり、楽器はそんな感じですけど歌については飽きないし自発的にやり続けたいことですね。いやー、いい物を好きになったなぁ

ナカヤマポンタ(Transit My Youth) - 2019.2.5 歌う魚

---改めて2月21日について、出演者について伺います。メイビーモエさん、元々は「ぽわん」というバンドをやっていましたがご存じですか?

ナカヤマ: 「ぽわん」は、高校時代にYouTubeで聞いていました。「しーもーきーたー、にーしーぐーち」って曲です

---「下北バンドマンと女子高生の夜」ですね。うわー、女子高生の時にリアルタイムでこの曲を聞いていたとは。あのMVで使われていた、下北沢駅前食品市場とか取り壊されて完全に無くなってしまいましたね

ナカヤマ: えー、めちゃめちゃエモいですね

---弾き語りだったら、もしかしたら歌ってくれるかも?

ナカヤマ: え! ホントですか?

---わからないですけど、私も聞きたい曲です。続いて、桧山くんは知ってますかね、京都で「ジャスミンの香り」というバンドをやってました

ナカヤマ: あ、一緒にやってますね、2017年8月ハードレインで対バンしてます

---うわー、バンドで対バンしていたのですね、あの高貴なおバンドとトランジットが、しかもハードレイン、、、。ぼけちゃんはやってないですよね、バンドとしてはヒミツノミヤコですが

ナカヤマ: 一緒にやったことはないですが、噂には聞いているので、ご一緒できるのが楽しみです。この前、ツイッターで挨拶していただきました

---ツイッターで挨拶、、、あのこ意外とちゃんとしてるな。こっけさんは、アーティストとしては知らないですよね、BASEMENTBARの副店長さんで3月16日の316NIGHTの担当者でもあります。とてもステキなうたを歌いますよ

ナカヤマ: 大先輩ばかりですね。いやー、学ぶ気持ちで、謙虚にいきたいです。今日(2/5・歌う魚)がほぼ初のピアノ弾き語りで、再開してからもアコギの弾き語りでしたが、いい加減鍵盤に向き合おうと。あまりにも初心者すぎて独学では限界が来ると思い、今年からちゃんとピアノを習い始めましたので、弾き語りのチャンスをもらえるのなら、チャレンジしていかないと

---それでは、最後に意気込みをお願いします

ナカヤマ:一人で東京ライブをするのが初めてなので、全て自分一人でしないといけない。バンドならメンバーがいるから安心ですけど、この日はほぼ全員初対面ですから。弾き語りを本格的にやっていて片っ端からライブに出ていて、楽屋で一人ぼっちだった時期を思い出しますね。演奏のみならず、コミュニケーション的にも、修行ですね

---ありがとうございました。本当に楽しみです、当日よろしくお願いします!

ナカヤマポンタ(Transit My Youth)

316NIGHT vol.7
『アコースティックお京阪ナイト』

2019年2月21日(木)
下北沢 mona records
ADV 2000円(+1D)/DOOR 2500円(+1D)
学割:大学・専門学校生以下1000円(+1D) *学生証提示
OPEN 18:30/START 19:00
出演:ぼけちゃん(ヒミツノミヤコ)、こっけ、メイビーモエ、桧山ノリミチ、ナカヤマポンタ(Transit My Youth)
チケット:主催者予約、ライブハウス予約、出演者予約