2018年11月16日(金)に京都・木屋町DEWEYにて開催される316NIGHT vol.5『お京阪ナイト IN 木屋町 DAY1』。
「Oh No Darkness!!」との出会いは、『火星年代記』のMVでした。声とビジュアルが共にキュートなガールズベースボーカルに、鮮やかなギターによるポップなサウンド。一発で好きになり音源を購入、そして2月28日京都GROWLYで初めてライブを見ました。が、事前のイメージとは全く異なり、ヘヴィーでダークなサウンドに圧倒されます。前半はオルタナティブロックそのもの、しかしMCを挟んだ後半は、事前のイメージよりさらにキュート。まさに衝撃、ここまで異なる音楽性を併せ持つバンドは他に見当たりません。以降、何度か下北沢でライブを見る機会がありましたが、同様の衝撃を受け続けています。
この日一番ヘヴィーでダーク、そしてキュートなアクトを見せてくれる、そんな、Oh No Darkness!!のインタビューをお送りします。

---まず、バンド結成の経緯から教えてください
クボ(Gt.): 結成は、3年前くらい。当時大学4回生の頃ですが、同じ軽音サークルに所属しており、卒業間際に思い出作りみたいな感覚でバンドを結成しました。学内ではイベントでコピーバンドをやっていたのですが、学外でオリジナルの経験がなかったので、それがやりたくて。元々バンドの発起人としてギターボーカルがいましたが半年くらいで辞め今の3人になり、そこから本腰を入れてバンド活動を始めました
ちさと(Vo.Ba.): 当初はコーラスと、たまにボーカルみたいな感じでした。ちょうどスーパーカーみたいなバランスでしたね
---ボーカルが抜けたことで、当初の音楽性とは変わりましたか
クボ: 変わりましたね
ちさと: ある意味、別のバンドになっています
---バンド名の「Oh No Darkness!!」ですが、これはどのように決まったのでしょうか
クボ: みんなで好きな英単語をひとつずつ出すことになり、僕はなぜか”Darkness”を入れたくて
ちさと: 私はなにも単語が思いつかなくて思わず「オーノー」と言ったら、それいいやんってことになって

クボ: 結局4人のウチの2人しか言ってないのですが、その単語を組み合わせ「Oh No Darkness!!」になりました
---今のサウンドを見事に表しているので、そういう意味が込められていると思っていました
ちさと: 全く無かったですね
クボ: 意図せずでしたね
---GROWLYで初めてライブを見たときに、「うわっ、暗っっ!」と思ったのでバンド名そのものだと感じていました
ジオング村岡(Dr.、以下村岡): あー、確かにそうですね

クボ: バンド名は全く関係ないですね。むしろ最初はギターポップをやろう、歌ものをやろうと話していましたので
ちさと: もっと明るかったね、初期の音源に近い感じで
---ちなみに最後の「!!」はなにか意図がありますか
クボ: つけた方がカッコいいかなと思いまして
ちさと: ある意味、ポップ要素ですね
---次に音楽性についてですが、どのような音楽を目指していますか
クボ: ざっくり言うと、オルタナティブロックバンドをやろうとしています
---目標としているバンドなどはありますか
クボ: Deftones(デフトーンズ、アメリカのオルタナティヴ・メタルバンド)、あと目標的にはゴリゴリのスーパーカーですね。ムキムキな外タレがスーパーカーをやっているみたいな
---スーパーカーから緩い要素を省いたような感じでしょうか、それであってムキムキ、、、イメージができるようなできないような

---それでは、バンドとして目指しているところについて
クボ: あまり、目標という目標がないのですが、オルタナティブロックバンドとしてメインストリームで活躍したいです
ちさと: この自分たちの音楽を受け入れてほしいな
クボ: 自分たちのバンドミュージックを、全面に押し出したいです
---実際にライブを見てみて、前半は壮絶にヘヴィーなのに対して、後半はとてもライトでキュートで、印象が全く違います。どちらも、目指している音楽性ということでしょうか
クボ: そうですね
---ここまではっきり両極端なバンドは他に見当たらないです
クボ: 普通にやるとどっちつかずになって悪く捉えられてしまうのかもしれませんが、実際にやりたいことは両方の音楽なので、それを押し出しています。比率としてはダークな曲が多いですね
---やってみたい音楽が両方というのがとても不思議です
クボ: 元々、僕がすごくオルタナティブが好きで、その一方でメンバーが好きなアジカンとかも好きなので
ちさと: バランス感がな、どっちかだけを取れへんみたいな

クボ: パワーポップ的なものも好きだしオルタナティブも好きで、どっちにしようかと悩んでいた時期もありましたが、今はあまりこだわらずにどっちもやろうと言うことになりました
---続いて歌詞について、サウンドのインパクトとても強いので聞く側としてあまり意識できていないのですが
ちさと: 実は歌詞は全然聴いてほしくないです、楽器と一緒と考えているので
クボ: 歌詞にメッセージ性は全くないですね。ボーカル自体は聞こえてほしいですが、ギターと同じくサウンドの一つとして捉えてもらいです。全部が塊として届いてほしいので、歌詞があまり聞こえすぎるのも塊になる邪魔になってしまうので
ちさと: 歌だけで聴かれるのは
クボ: 歌詞を追いかけるような聴き方は、意図していないですね
---確かに、歌詞はあまり入ってこないです、特にダークな曲については
クボ: それが理想な聴かれ方です
---まさに思惑通りになっていたということですね。実際ライブを見ての印象は、ふわっとした感じではなくヘヴィーなサウンドに包み込まれ身を委ねさせられてしまう感じです。そして、終盤で一気に覚醒します

---11月16日のラインナップですが、気になる出演者はいますか
ちさと: ippukuとTransit My Youthとは一緒にやってますね
---Transit My Youthのゆうちゃん(Gt.Cho.)が、Oh No Darkness!!の出演が決まり本当に嬉しがっていました
村岡: ありがたいことです
ちさと: うれしい、ウチらもTransit My Youth好きやもんな
---ippukuとTransit My Youthが決まった瞬間に、どう考えてもOh No Darkness!!に出てもらいたいと思い即オファーさせてもらいました
ちさと: その二組の名前があったので、ええやんって。めっちゃ、うれしかったです

---会場となるDEWEYは出演されたことはありますか
クボ: 出たことはないですね
ちさと: 今回初めて知ったライブハウスです、そもそも、木屋町もわからなかった
村岡: 近くのVOX HALLは何回か出ましたね、あそこから歩いてすぐ
ちさと: へー、知らなかった
---最後に、イベントへの意気込みをお願いします
クボ: その日、一番大きい音でライブをします
ちさと: やばいな、うっさいなーうちら(笑)
村岡: うーん
---確かに一番大きそうですね。17日のスーパーバックが一緒だったら、いい感じに張り合ってたでしょうけど
クボ: スーパーバック、見たときにめっちゃ音大きかった
ちさと: えー、それは負けてられへんな(笑)
---先日、mona recordsでのライブを見て、このハコでこんなでかい音が出せるんだって思いました。下のcafeに影響が出るんじゃないかと思うくらいに。確かに、この日は一番大きな音が似合うかもしれません。と、同日に一番かわいい音も出しそうです
クボ: 一番の音量と、振り幅のあるライブをやります!
---ありがとうございました、最高のオルタナサウンドに期待しています









2018年11月16日(金)
316NIGHT vol.5
『お京阪ナイト in 木屋町』
LIVE HOUSE DEWEY
ADV 2000円(+1D)/DOOR 2500円(+1D)/学割:大学・専門学校生以下1000円(+1D) *学生証提示
OPEN 18:00/START 18:30
[出演]
・ippuku
・Transit My Youth
・Oh No Darkness!!
・あっけ(カトキット)
・pont
◎タイムテーブル
※出演バンドのツイッターリスト
★翌日の11月17日は同じくDEWEYで316NIGHT vol.6『お京阪ナイト in 木屋町 DAY2』、出演は「スーパーバック」「Gue」「イトカムトビコ」「tip top nap」「YURERU PINK TOPAZ」の5組です、こちらも要チェック!