316NIGHT vol.16 インタビュー「コバヤシヒロユキ(エクレアシティ・ボーイズ)」

2021年3月16日(火)に京都のLive House nanoで開催されるnano17周年第13話 316NIGHT vol.16『忘れられない景色』。出演者の「コバヤシヒロユキ(エクレアシティ・ボーイズ)」のインタビューをお送りします。

このインタビューは東京からZoomで京都のコバヤンのおうちをつないで行いました、ホントは映像をそのまま公開しようかと思いましたが、インタビューだってことを完全に忘れて雑談みたいな感じになってしまい、さらにはカットしなきゃいけないところばかりだったので、、、文字に起こしました。

コバヤシヒロユキ(エクレアシティ・ボーイズ)
コバヤシヒロユキ(エクレアシティ・ボーイズ)

ーーー最近はどんな感じですか?

コバヤシヒロユキ(エクレアシティ・ボーイズ、以下こばやん): 最近、すげーつまらない毎日を送っています、アルバイト先と家の往復しかしていないです

ーーーちなみにバイト自体は忙しいですか?

こばやん: 忙しいですね、なんか、変な忙しさですね。売上は落ちてるけどお客さんの数は減ってないです。コンビニなので、住んでいる人たちのライフラインなので数は減らないですね。でも、夜はゴーストタウンになってます、、、20時以降は車も走ってなくて

ーーーそんな感じなのですね、まあ、下北沢も夜になると全然ひとがいないですが、、、餃子の王将だけテイクアウトの人がめっちゃいて、あと、コンビニのまわりにいっぱい若者がいてちょっと怖いですね

こばやん: ああ、そうなんや。そのあたりが街との違いですね、うちのコンビニは住宅街にあるので

ーーーバイトと自宅だけなのですね

こばやん: 家にいる時間は長いので楽器を触ったり練習はしてますが、外向けの活動は全然してないですね

ーーーさて、「エクレアシティ・ボーイズ」はどんな感じですか?

こばやん: 前回(316NIGHT vol.15)より、いい感じにできると思います

ーーーどのあたりがいい感じなのでしょうか?

こばやん: 自分自身の変化が大きいですね。自分が作ったバンドで、自分の歌でうたうことを経験して、こんな感じなのかとつかめた部分があります。こんなに声を張らないと通らないのか、とか、コーラスとは全然違いますね。もう、バンドマンとしてアレですが、本心ではあと半年くらい籠もって練習したい気持ちです

ーーー半年って(笑)、半月でなんとかしてください。そして、エクレアシティ・ボーイズですが今回はベースがサポートですね、どうですか?

こばやん: 今回、わんぱく清水にベースを弾いてもらいますが、彼はミュージシャンとしてはだいぶ不器用なタイプで、味で勝負しているというか、いざサポートとしてスタジオに入ってもらうとぐちゃぐちゃなんですよね

ーーーおいおい(笑)

こばやん: 一回目のスタジオでこれヤバいなと思いましたが、二回目のスタジオではちゃんとカタチになってきていたので、大丈夫かな

ーーー大丈夫ですよ、わんしみは本番に絶対強いタイプの印象がありますから、というよりむしろ本番だけみたいなイメージ

こばやん: いや、それがわんしみって超真面目なタイプなんですよ、ライブ前は一番緊張してるし

ーーーきんちょうしてる? 最も緊張とはかけ離れているイメージなのですが。これは勝手に注目するしかないですね、ってなんでわんしみに注目するんだ。ちがいますよコバヤシさん、ボイトレ、ボイストレーニングをやっているという噂を耳にしたのですが

こばやん: 1月末に初めてボイトレに行って、まあ、その1回だけですが、歌をより良く発声することができるために必要となる日々のトレーニングの方法とボーカルとしての意識改革をしてもらい、日課として毎日続けてやっています。腹式呼吸の仕方とか大半は今までもやってきたことですが、意識改革的な側面が大きいです。僕の場合これまでは、意図的に自分で息を取り込んで前に声を出そうとしていましたが、そうではなく呼吸は無意識にするくらいでないと空気の入ってくる量が減ってしまう。一番深い呼吸は睡眠の時にしているような呼吸であると。そして、カラダに取り入れた息を声として出そうとするのではなく、常に息は漏れているものという考え方をした方がいい。たくさん漏らすかすくなく漏らすのかということだと、とても勉強になりました

ーーーさっぱり分からない(が、文字を起こしたら理解できました)。いままでのこばやんの中に無かった知識を得たわけですね、あと意識改革ですか

こばやん: 無理して気持ちだけで歌うな、とも言われましたね。声は出そうとすればするほど出なくなってしまう

ーーーとても深い話ですね。やはり、次の見どころはこばやんのボーカルと言うことで

こばやん: うわぁ、ハードルはできるだけ下げたい、、、

ーーーなんでやねん!(笑)

こばやん: いや、でも、、そうですね、、あ、じゃあ、歌で!

ーーーどんなんなん? ちなみに曲は増えましたか?

こばやん: 曲は増えました。新曲があって歌詞はあっけに書いてもらいました、なにげにあっけの手術後はじめて書いてもらった歌詞ですね。タイトルは「迫り来る幸福」です

ーーー「迫り来る幸福」、、、歌詞はこばやんがテーマとかをオーダーしたのですか?

こばやん: 曲だけ渡して書いてもらいました。曲調がちょっと難しい感じで、小難しいことを歌っていることを想像しながらメロディをつけましたが、あっけが書いてくれたらとても前向きな曲として仕上がりました。まあ、あっけの曲なので斜め上から切り込んでいますけどね。それでも、この曲にこんな前向きな歌詞をあてるのはいいなと

ーーーそれはとても楽しみですね。こばやんが曲を作って歌詞はあっけちゃんという二人で、カトキットファンにもぜひ聞いてもらいたいですね

コバヤシヒロユキ(エクレアシティ・ボーイズ)

ーーーさて、今回のイベントについて、共演が「電子てろてろ」「モルグモルマルモ」「シンガロンパレード」ですが、ずばりどうですか?

こばやん: いやあ、なんか僕らで申し訳ないというか、、、

ーーー申し訳ないって(笑)

こばやん: でも、気持ち的には野心むき出しの10代のバンドのつもりで挑みます

ーーー10代のバンド、、、ちなみにシンガロンっていつぶりの対バンですか?

こばやん: 下北沢でやったカトキットの企画以来ですね

ーーーあー、あのイベントですね「カトキット企画〜私が恋した男たち〜」伝説のイベント(笑)。それにしてもシンガロンパレードは、本当に深みのあるバンドになりましたよね、従来からの勢いはもちろんあって楽しさもあるし、さらには心をグッと掴まれる感じもすごくて

こばやん: 最初に出会った頃の印象とは全然違うバンドになりましたね。最初に出会ったのって「こっぺぱんバイオレンス」時代(カトキット結成前にこばやんとあっけちゃんが組んでいたバンド)ですから、一緒に東京にも行きましたし

ーーーこれまた伝説のバンド「こっぺぱんバイオレンス」、そんな時代からの付き合いだったわけですね。まあ、6年前の2015年3月16日は「シンガロンパレード」のライブはトップバッターで見逃しちゃってるわけですが、だからこそ今回は絶対にトリにしなければならなかったわけです

こばやん: いまやからこそ言いますけど、あの日の出演者について「百長」は友達という感じでしたが、シンガロンにもモルグにもぽわんにも先に行かれている劣等感があったので、戦うぞと言う気持ちでありながら逃げ出したいライブでしたね

ーーーあの時期は「モルグモルマルモ」もめっちゃいけてる感じでしたしね。そんな、モルグとも久しぶりですか?

こばやん: 316のイベント以来ですね

ーーー下北沢でやったお京阪ナイトだBASEMENTBARとTHREEをつかって、13バンド出てもらったイベントで関西のバンドばかりが出演しました。となると、2019年ですからしばらく対バンしていないですね。2021年になって、シンガロンに加えてモルグもいるイベントはある意味すごい気がしてきました、自分で組んでおきながらですが

こばやん: だから、僕的には6年前と同じ気持ちですよ。なんで、ここに俺らがいるんだって、、、10年選手のバンドが2組もいる中で、去年ドラマーがはじめたばかりのバンドが急に出ることになって

ーーーそこに最も若手の「電子てろてろ」です、どうですか

こばやん: 彼らはできあがってますよね、音楽自体に若手感がないというか、しっかりと自分たちの世界感を持っていて、セールスポイントを自分たちで分かっている。なんか、手間のかからない子供なんだろうな(笑)

ーーー手間のかからない子供って(笑)

こばやん: 僕らは「こっぺぱんバイオレンス」時代に思ったような活動ができなくて、活動の仕方、出るイベントとかしっかりと選んでいけば、どんどん活動できると思います。ライブシーン、出るところ間違えると本当にダメですよ、、、

ーーーちょ、これ、何の話し?

こばやん: めっちゃ売れたいって言っていたのに、、、ライブシーンが分かってなかったんですよ

ーーーそんな感じだったのですね、今でこそ京都のライブシーンは若いバンドが生き生きとできる環境が整ってきていますから。そんな3バンドと供に、ハコはnanoですよ。nanoは久しぶりですか?

こばやん: いつぶりだろう、、、

ーーーカトキットだと2019年の316NIGHTでしょうか

こばやん: なんか去年出た気がする、、、あ、「YARITAKATTA」ですね

ーーーでた「YARITAKATTA」、去年の6月に元々3月のイベントを延期したイベントですね

こばやん: 「YARITAKATTA」もまだやりますから、ちゃんとやりますからね

ーーーちゃんとやるって(笑)、まずはベーシストが復活しないとですね

こばやん: あっけの近況でよく聞くのは、最近めっちゃベース触ってんねんって

ーーーそうなのですね、というか「YARITAKATTA」の存在を忘れていました。というか全く、nanoの話じゃないですよ。というわけで、最後に意気込みをください

こばやん: とにかく、ビビってます

ーーービビってるって(笑)、意気込んでないじゃん、尻込んでるじゃん

こばやん: 3月16日、、、6年前のライブも僕の中ではかなり大きなライブでしたが、今回のイベントも自分にとって記念すべきイベントなので、泥を塗りたくない気持ちでいっぱいです

ーーーやっぱ、びびってるやん。PAの方との対決頑張ってください

こばやん: 僕モグラさん大好きなんですよ、モグラさんに聞いて欲しいんですよ。「エクレアシティ・ボーイズ」は経験が浅いけど聞く人が聞いてくれれば評価されるのでは、という幻想を抱いています

ーーーどんな終わり方なんだこのインタビュー。とにかく、当日を楽しみにしています!

エクレアシティ・ボーイズ
エクレアシティ・ボーイズ

2021年3月16日(火)
nano17周年第13話
316NIGHT vol.16
『忘れられない景色』
京都・Live House nano
ADV 2000円(+1D)/DOOR 2500円(+1D) *20名限定
ツイキャスプレミア配信:2000円(+システム利用料)
OPEN 17:30/START 18:00
* 京都府による新しいステージにおける感染再拡大防止対策の飲食店等への営業時間短縮要請が3月21日まで延長されたことに伴い、OPEN・START時間及びタイムテーブルが1時間ずつ早くなりました。また、酒類の提供については20時30分までとなります

[出演]
○モルグモルマルモ
○電子てろてろ
○エクレアシティ・ボーイズ
○シンガロンパレード

[ツイキャスプレミア配信申込み]
https://twitcasting.tv/316_rocks/shopcart/52373

[入場チケット申込み]
https://forms.gle/qV6gyr5wrH4AxZgJ6