[7/22・Motion]ツーマン開催記念 対談『C'mon C'mon×宇宙団』前編

2018年7月22日(日)新宿Motionで開催される、宇宙団presents『KAWAII SUMMER NIGHT』。4人組ガールズバンド「宇宙団」が企画するツーマンライブですが、そのお相手は6月にシングルをリリースしたばかりの「C'mon C'mon」。これまで何度か記事を掲載し、316に縁のある二組のツーマンと言うこともあり、ツーマン開催記念として対談を企画しました。

「C'mon C'mon」の初ライブや8月にオープンするカフェの話にはじまり、お互いのバンドの話、好きな音楽など、それぞれの魅力が盛りだくさんの対談となりました。

C'mon C'monの二人とツチダつち(宇宙団Dr.) - 渋谷nest 2018.6.15
C'mon C'monの二人とツチダつち(宇宙団Dr.) - 渋谷nest 2018.6.15

---まずはC'mon C'monのお二人に、初ライブを終えた感想をお願いします

モエ: 本当に楽しかったよね

ジョゼ: ねー、ひと安心という感じ

モエ: 確かに、当日の朝、というか18時くらいまで、どうなるかと思っていました。準備をしてもしても不安で

ジョゼ: 初めてのライブなので、全然わからなくて

モエ: やったことがあるのなら流れもわかるけど、バンドじゃないライブは初めてで、DJでライブするというのもなかったから、ただただ、どうしようという感じだったよね

ジョゼ: 感覚が全然わからなくて

モエ: 30分が、どんな感じに流れていくのか

ジョゼ: 流れ自体は決まっていたけど

モエ: しかも、何回もスタジオで通したけど、お客さんの反応がどんな感じなのかわからなくて、どうやって返せばいいのかもわからなかったから。結果的に、2回やってよかったよね

ジョゼ: 1回目でいろいろなことを掴んで、2回目はがっちりできたね

モエ: 1回目を見た人は、ある意味レアなライブを見れたと思う

ジョゼ: 本当の本当に、うちら2人がふわっとしてた

---6月15日はトップバッターとトリの2回ライブがありましたが、1回目はそんな感じだったのですね。ちなみにジョゼさんはDJ担当ですが、DJの経験はありましたか?

ジョゼ: あります、趣味程度ですがちょいちょいやってましたし、以前にやっていたグループで転換DJもやっていました

---そんな初ライブの中で発表されたのが、テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」のエンディングテーマに「今から渋谷で遊ばない?」が採用された件ですが、全く予想していなかったです

モエ: うちらも予想していなくて、突然言われました。これについては、レーベルのおかげですね

---そして、もう一つがさらに予想していなかったカフェを始めるという話ですが、これはどういう流れで生まれた話でしょうか

モエ: 高校の同級生と飲んでいた時に、ちょうどその頃バンドをやめてOLをやっていて、8時間働いてもらえる金額が決まっているのってイヤだなみたいな話をしていて。そしたら、パーリー建築のまみくんが俺金貸すしお店やろうよ2号店を作ろうとしていたから、みたいな話になって。超失敗しても500万円くらいだったら返せるかなと、次の日にジョゼに会ってその話をしました、絶対にヤダって言われると思っていたけど

ジョゼ: しかも、かなり緊張しながら、かしこまった感じで話してきたよね

モエ: バイトやめてさ、一緒に店やろうよって。そしたら、「うん、いいよ! 楽しそうじゃん、何も失うモノないから私」みたいな感じで(笑)。ぽわんの後期は、自分自身シビアに年齢や今後のことを考えていたけど、ある時を境にそういうことはどうでもよくなってきて。これはもうなるようにしかならない、と(笑)

---そして現在は、お店自体を作る作業の真っ最中です

モエ: やっと、破壊が終わって壁を貼ってます、漆喰塗ってるよね

ジョゼ: ね、漆喰塗ったんですよ

モエ: 次の日もやったけどヤバかった。高校球児が9回投げ切ったみたいに、肩がパンパンになっててやばい

ツチダ: 漆喰塗ってるミュージシャンっていないですよね

ジョゼ: TOKIOくらいだよね(笑)

モエ: うちらもTOKIOになるのかな、やっと(笑)

---ナタリーがそれを記事にしていて、ちょうどその日はフラゲ日にも関わらず音源についてではなくて、お店をやるという内容ですからね。そして、お店は8月頃上旬にオープンとのことですが、実際にお二人がお店に立つのでしょうか?

モエ: 基本どっちかが立つ予定で、たまに二人揃う感じです。ライブの日は私の妹が働いたり、いずれはバンドをやっている女のコに働いてもらえればと考えています。

若い頃にやっているバンドはメンバーと過ごす時間も長かったりするけど、ある程度の年齢になるとそれぞれ生活があるから一緒にいる時間は短くなります。ライブやリハの日くらいしか会えないし、次の日は仕事で早く帰らないといけない。でも一緒にいると、面白いとか良いとかダサいとかそういう感性を共有できるし、その方が面白い。お店は一緒に始めることは、二人が一緒にいる時間を増やしたかったということもあります

---ちなみに、何を出すお店ですか?

モエ: ワッフル?

ジョゼ: そう、ワッフルをメインにしたお店でカフェバーですね

---それにしても、浅草というのがすごいですよね

望月: 行きたいです! 私の職場から数分ですよ

ジョゼ: スゲー!

モエ: すごい! 来てくださいー。渋谷から一本でね、「今から渋谷で遊ばない?」で渋谷で遊んでもらって、からの銀座線で浅草まで来てもらう、無理矢理(笑)。最寄り駅は浅草の一つ手前の田原町ですね。お店はピンクカフェにしたくて、あ、ピンクカフェというのは韓国ではやっていて内装が全部ピンクでインスタ映えめっちゃする感じです。超ミーハーだから、とにかく派手なお店にしたい

ジョゼ: 浅草にピンクカフェを作ろう!

---浅草は中心地は風情のある街並みですが、ちょっと離れるとその雰囲気とは一線を画した面白いお店やオシャレなお店がいくつもありますよね

ジョゼ: そうそう、オシャレなお店がたくさんあるんですよ

モエ: 超、めぐったよね

---オシャレ枠に入るお店になりそうですね。それにしても、音楽をやるだけでもスゴいのにお店まで始める、しかも今後たくさんライブが決まっているのですが

モエ: ヤバいですよね、どうしよう? みたいな

ジョゼ: コレも出たい、コレも出たいって

---関西も行きますからね

モエ: 関西はマストだから! 見放題とか、とにかく人が集まるところに行かないと

ジョゼ: ホント、新人だから

モエ: そう、新人よ

ジョゼ: 名前だけでも覚えて帰ってください、ですよ(笑)

[7/22Motion]ツーマン開催記念 対談『C'mon C'mon×宇宙団』

---そんな精力的に活動中のC'mon C'monさんですが、7月22日(日)は宇宙団とツーマンです

ツチダ: いやー、よくOKしていただいたなと

ジョゼ: いやいやいや、ありがたい話しですよ

---ちなみにツーマンなのでロングセットですが、、、ずばり、カモカモさん曲ってありますか?

モエ: ない(笑)

ジョゼ: 全然ないっす、全然ないっす(笑)

モエ: もし、足らなかったらしゃべろうって、ラジオみたいに

---あ、それはありです、DJがいるので音楽を流しながらという感じで、通常のMCとは違う感じになりますから

モエ: ぽわんの曲もやりたくて、アレンジをやり直してもらってやろうと考えています。「せい家でSAY YEAH♡」とか「モテたぃ。」みたいな、後期にやっていた曲を煮詰めたらC'mon C'monの音楽になったみたいなところがあるので。「ハッピーミラクルラブソング」もやろうかな、と思っています

---それはテンションが上がります、ぽわん時代から聞いていた立場として

モエ: 私がやりたい、というのも大きいです。私ひとりだけだと声が高くてサビが弱くなるけど、ジョゼがわりと低い声なのでちょうどいい感じになります

---ここまで声が違う2人がやるというのが、とてもユニットっぽい気がします

モエ: まあ、顔で選びましたけどね(笑)

---そう、顔で選んだと聞いて、「今から渋谷で遊ばない?」の『ねえ、もう1回その顔やって』という部分はジョゼさんが歌っていますが、実際にはモエさんが考えている事だよなと考えていました

モエ: そうそう、だって最初はあそこ私が歌ってたもんね

ジョゼ: パートが決まってなかったんですけど、やっていくうちになんかこっちがいいかなみたいな

モエ: マジでジョゼの顔が好きなんですよ、ホントにモチベーションが上がります

ジョゼ: ええっ、そこを推されるのも自分でもよくわかってないですけどね。なんでそこまで言われるの、わたし(笑)

モエ: ホントにめちゃめちゃジョゼのインスタ見てた。出会った頃から、すげー顔が好きだなって。私が男だったらマジで、、、連れこみたい(笑)

ジョゼ: 何言ってるんだよ、、、

モエ: そのくらい顔が好きだから、それが一生隣にいたらどう思いますか?

---結婚してください、もはや

モエ: それに近いわけですよ、ユニットをやるというのは告白と一緒なので。それで、顔が好きって大抵のことが許せるじゃないですか、彼氏とかも

望月: 間違いないですよ

ツチダ: 間違いない

モエ: 本当に顔が好きだから、、、もういいの、いてくれるだけでいいの

ジョゼ: あ、ありがたい話しですよ

モエ: あと、安心するし

---以前は、あまり二人でいた印象がないのですが

モエ: しばらく連絡取ってなかったよね

ジョゼ: SNSで繋がってるくらいだよね

---ちなみに、一番最初の出会いは

モエ: 対バンだっけ?

ジョゼ: そうそう

モエ: ぽわんがアイドルぽかった時に、結構やってましたね

---そんな、お二人と対バンするわけですが宇宙団の二人に伺いたいのは、なぜC'mon C'monにオファーしたのかです

望月: 絶対に面白いじゃないですか、純粋にモエさんが新しくはじめるユニットというだけで。これは今だな、と

[7/22Motion]ツーマン開催記念 対談『C'mon C'mon×宇宙団』

---ちなみに、ぽわん時代は対バンしてないですよね

ツチダ: してないです、2回くらいお誘いさせていただいたのですがタイミングが合わなくて。それで、新しいユニットをはじめると発表があって「今でしょ!」って。音源も聞く前でしたが、モエさんなら間違いないだろうと

望月: 面白そうだな、というのが全てです。今の宇宙団は誰とやったら面白いだろうということばかりを考えていて、自分たちの曲は王道を行っているわけではなく、ここまで来たらオンリーワンで行くしかない。その上で、モエさんがはじめられるユニットなら組み合わせ的にも間違いないだろうと考え、お誘いさせていただきました

モエ: 以前にDaisy Barのイベントを誘ってもらったときに、金子さんからもすごく薦めてもらって、それで音源を聞いて一緒にやりたいと思ってました

---その頃に宇宙団の曲を聞いていたのですね

モエ: でも、私がYouTubeで聞いたって伝えたら「ライブじゃないとダメですよ」って言われた、下北さんに(笑)

---え、私そんなこと言いましたっけ? 言ってそう、、、宇宙団は音源は大人しめですが、ライブでは軽く切れてますからね

モエ: そう、音源はなんか大人しめな印象だった

望月: 確かに音源はそのあたりを意識して作りました

ツチダ: 何回も聞きたくなるような感じにね

望月: それで、ライブを観に来て実際に観てもらって「いいじゃん!」ってなるのがベストですね

---まだ、宇宙団のライブは観てないですよね

モエ: 観れてないですね、ツーマンの前に1回調査しておきます。どうしたらぶちのめせるのか、若い芽は早めに潰しておかないと(笑)

---バッチバチじゃないですか、これは楽しそうなツーマンになりそうです

モエ: ちなみに、宇宙団はどういう客層に向けているのか聞いてみたい

望月: 宇宙団の音楽はどちらかというと音楽が詳しい人にウケる節があって、いろいろな人に聞いてもらえることが一番ですが、個人的には若い人たちに聞いてもらいたいですね

ツチダ: モエさんの作られている音楽は、ライブで観たり音源を聞けば絶対に女のコは好きになりますよね。ハマる。宇宙団もそんな感じになれるといいよね、そういう思いもありツーマンにお誘いしました

モエ: 嬉しいです。女のコは在宅で応援してくれることが多くてライブハウスに来てもらうのが難しい、Twitterでは好きと言ってくれる女のコは多いよね

望月: 今年23になるし、学生でもなくなっちゃったし。だからこそ、これからは音楽の良さに加えてカッコいいって思われるようになっていきたいです

モエ: まず、23歳の時点でそこまで考えられている時点で、めちゃめちゃカッコいいと思う。だって23歳の時スクール水着着てたから、わたし(笑)。

まだ、カモカモのお客さんは二人の前の活動から引き続き応援してくれる人が中心で、今からお客さんの層が定まってくると思いますが、昔で言うORANGE RANGE的なノリで行きたいです。深いことは他のアーティストが言ってくれてるから、もっとライトに「夏イエーイ!」くらいがちょうどいい。そういう感じの立ち位置になりたいです

ツチダ: ライブを観て思いましたが、楽しいとかカワイイという概念を伝える為には、本当に苦労してる人じゃないと伝えられないんだなと。モエさんはさすがだなと思いました

モエ: やだー(笑)

ジョゼ: 苦労の部分まで伝わっちゃってるよ(笑)

ツチダ: 私たちも、最初は「楽しいよわーい!」みたいなことをやっていましたが、それはなんか伝わらない、というか、ついてこれない。実体験に基づいた上で、歌詞の中にリアルがあることが大きいです

モエ: すごく嬉しい。私もOLをやってなかったらわからなかったかもしれない。バンドをやめてちゃんと会社で働いてみて、嫌なこともあるしやらなきゃいけない事があって、でも世の中で頑張っている人たちはそれが当たり前で、そこで得たお金を私たちに使ってくれている。なんとなくわかってはいたけど、ちゃんと体感できたのは大きかった。「今から渋谷で遊ばない?」の最初の部分で仕事が定時退社できないという歌詞があるんだけど、ジョゼが「会社で働いたことないからわからないわ」って言って

ジョゼ: 感情移入ができないって、言ったよね

モエ: 最初、私が「渋谷で遊ぼうよ」って誘う側だったけど、働いたことがないって言うから逆になって、そういう意味ではリアリティがあるなって

ジョゼ: 私は結構、渋谷で遊んできたから(笑)

モエ: マジのクラブの人だから、クラブ界隈のオンナだから(笑)

ジョゼ: そうなんですよねー

モエ: 交わらなかった同士だったから、余計にリアルだった

ツチダ: リアルを感じるからこそ、その楽しさが伝わりました

---今回のツーマンライブは女性と学生は1000円ということで、この機会にぜひ女のコに来てもらいたいです

望月: 女のコがライブハウスでライブを観て、カッコいい・かわいいと感じるはいいことですよね

モエ: 女のコのことをカッコいいと思える感情ってなかなか持てない。私も嫉妬心とかなしに思えるようになったのはここ2・3年だから

ジョゼ: 前からこんな感じだと思っていたけど

モエ: 全然違う、全然違ってた

ジョゼ: やべーオンナ、だったんだ(笑)

モエ: 数年前に会ってたけど、あの頃近くにいたらヤバかったかも

ジョゼ: こえーーー(笑)

モエ: 10代の自分に対するコンプレックスや人と違う部分が認められない、そんなこじらせちゃう気持ちは、同じようにそういうことを抱えながらもステージでバーンとカッコいいことをやっている女のコの姿を目の当たりにしたら壊す事ができる。だから、女のコに見て実際に感じてもらって、自分の何かを壊す事ができたら、そんな子が1人でもいればいいと思っています。カッコいいライブをやっていると自覚している二組がやるわけですから、ぜひ来てもらいたいですね

---両バンドとも女のコに響く音楽をやっていますから。それは私も保証できるので、ぜひ女性に来てもらいたいです

ツチダ: インスタ映えしますよ、とか言う?

望月: 今からMotionをピンクに塗り替えますか!

ジョゼ: フォトスポット作ろ

モエ: ねー、作ろう

---Motionはどちらかというとハードな印象のライブハウスです、ピンクに塗り替えるのはさすがに難しいだろうけど、フォトスポットはアリですね

モエ: 美味しいケーキあるよとか、カフェラテあるよ、うちらのコーヒーマシン持ってく? 出張プレオープンで(笑)

ジョゼ: めっちゃちゃんとしたヤツね10万円くらいする

---お店のオープンに支障が、、、。ちなみに、何分セットですか? 40分?

ツチダ: 40分です! 長い!

モエ: ありがとうございます、これはもうすごい喋っちゃおう(笑)

望月: 20時スタートだよね

モエ: 遅めのスタート、いいねー

ツチダ: 仕事終わりでも来やすいです

---イベントについて、他に何かありますか?

ツチダ: インスタ映えします!

モエ: します

望月: ピンクの風船とか買いたいなー、ないかなー、ドンキとかに

ジョゼ: ありそう

望月: 内装をいろいろ変えたいなー

モエ: 宇宙団だから、銀河っぽくしてほしいよね

望月: 宇宙団はそのあたりのセンスがないから、、、お二人みたいに歌もできてデザインとかアート的なセンスがあるのはすごいです。私たち全部外注ですから

モエ: 私たちも外注よ

ジョゼ: 外注、外注!

望月: 洋服のセンスもそうですけど、お店の内装とかまでやっているのが本当にスゴい

モエ: 大丈夫、ノリだから(笑)

【[7/22Motion]ツーマン開催記念 対談『C'mon C'mon×宇宙団』後編に続く

 

2018年7月22日(日)新宿Motion 『KAWAII SUMMER NIGHT』

2018年7月22日(日)
新宿Motion
『KAWAII SUMMER NIGHT』
出演:宇宙団C'mon C'mon
open 19:30 / start 20:00
前売券 ¥2,500 / 当日券 ¥2,800 [別途ドリンク代600円]
女子/学生 ¥1,000 [別途ドリンク代600円]
チケット取扱:
①宇宙団手売り(6月2日よりライブ会場にて販売)
②e+(6月1日より販売)
③各アーティスト取り置き予約
※女子割/学割は取り置き予約のみ